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オミクロン株感染急増に潜む「子どもの重症化」リスク 学校や保育園でクラスター続出
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299925
2022/01/14 日刊ゲンダイ
新学期が始まったが…(C)日刊ゲンダイ
オミクロン株による感染拡大が止まらない。13日の都内の新規感染者数は3124人に上り、4カ月ぶりに3000人を超えた。倍々ゲームで感染者が続出する中、心配なのは子どもの重症化リスクだ。
感染拡大に伴い、都内の10歳未満の1日当たりの新規感染者数は13日までの1週間で、42人(7日)から187人に急増。全国的に子どものクラスターが続出しており、奈良県では今月6日までに、放課後児童クラブの職員2人と児童17人の計19人が感染。静岡でも13日、学校や保育園などで1日としては過去最多となる9件のクラスターが発生した。
「オミクロン株は弱毒」「感染しても軽症」──との言説が広まっているが、甘く見てはダメだ。オミクロン株が猛威を振るう米国では、カリフォルニア州最大のロサンゼルス統一学区内で児童や職員ら6万2000人が感染。米疾病対策センター(CDC)によると、子どもの入院率が過去最高水準に達しているという。
オミクロン株の特徴は、肺よりも上気道で増殖する傾向があること。「重症化しにくい」と言われるゆえんだが、米フィラデルフィア小児病院のオードリー・ジョン医師によると、小児の鼻腔は小さく、とりわけ赤ん坊は鼻でしか呼吸できないため、上気道でウイルスが増えると呼吸障害などにつながる可能性があるという。やはり、子どもは重症化しやすいのか。
「子どもの気道は小さく、詰まりやすいのは確かですが、オミクロン株の重症化リスクはまだはっきりしていないため、子どもが特に危険だとも言い切れません。ただ、11歳以下の子どもはまだワクチンを接種できていないため、今後も児童の感染者数は増えていくでしょう。感染者が増えれば当然、重症者が出るリスクも高まります。学校の再開などによって子ども自身が感染する恐れがあることに加え、子どもが家庭にウイルスを持ち込む可能性もある。欧米では入院患者が急増しているので、オミクロン株を『ただの風邪』とは思わないことです」(昭和大医学部客員教授の二木芳人氏=臨床感染症学)
ブースター接種が遅れている日本も、欧米の感染爆発と同じ轍を踏む恐れがある。子どもの入院患者が増える事態だけは絶対に避けたい。
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