http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/222.html
Tweet |
※2022年1月7日 朝日新聞1面
オミクロン株は「デルタとは別の病気」 琉球大教授が注目の見解
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299638
2022/01/07 日刊ゲンダイ
6日、那覇市中心部の国際通り、PCR検査施設には人々の行列が(C)共同通信社
新型コロナ「オミクロン株」の感染者が急増している沖縄県にある琉球大学の藤田次郎教授がこのほど、症例が少なく全体像はまだわからないとした上で、琉球大学病院で受け入れたオミクロン株感染者の症状について「感覚としては(デルタ株とは)別の病気」との見方を示した。藤田氏が5日、自らが座長を務める同県の専門家会議で報告し、7日の朝日新聞が報じた。
琉球大病院でこれまでに10例を超えるオミクロン株感染者を診てきた藤田氏は「国の基準はデルタ株を前提として作られているが、臨床医の感覚では別の病気で、インフルエンザに近い」との見解を表明。「インフルエンザなら薬を飲んで数日で職場復帰できるが、コロナは休む期間が長く、社会インフラに与える影響が大きい」と指摘した。
専門家会議では、ほかの医師らからも「これまで肺炎の治療をしてきたが、今回は今のところ肺炎がない」「デルタ株とは様相が違う」などの発言が相次いだ。
※朝日新聞、紙面文字起こし
「デルタ株とは別の病気」
「医療従事者の欠勤増加」
オミクロン 沖縄の専門家会議
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が急増している沖縄県で5日、専門家会議が開かれて感染状況が詳しく報告された。座長の藤田次郎・琉球大教授は、症例が少なく全体像はまだわからないとした上で、琉球大病院で受け入れたオミクロン株感染者の症状について「感覚としては(デルタ株と)別の病気。インフルエンザに近い」との見方を示した。多くの感染者が長期にわたって隔離され、医療や社会インフラに大きな影響が出ることに懸念を示した。
県の報告によると、昨年12月末の時点で県内の感染者に占めるオミクロン株の割合は9割超に達し、デルタ株からの置き換わりが急速に進んだ。1日までの1カ月間に詳しい情報が得られたオミクロン株感染者50人のうち、症状があったのは48人。内訳は発熱が36人で最も多く、せき(29人)、全身倦怠(けんたい)感(25人)、咽頭(いんとう)痛(22人)と続き、新型コロナで目立つとされる嗅覚(きゅうかく)・味覚障害は1人にとどまった。重症例はなかった。ワクチンの2回接種を完了した人が66%を占めた。
専門家会議では、オミクロン株感染者を診た医師らから「今回はいまのところ肺炎がない。どう考えたらいいのか」などの発言があった。
また、感染者を受け入れる重点病院で医療従事者の欠勤が増えていることも報告された。感染力が極めて強く、本人の感染だけでなく、子どもが感染して欠勤を余儀なくされるケースもあるという。医療提供や社会インフラの業務が滞ることを懸念する声が相次ぎ、「ピーク時の職場の欠勤率は40%を想定している」と話す参加者もいた。
国が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の判断で重視する病床使用率などの指標が、オミクロン株の実態と合っていないのではないかとの発言も目立った。医療従事者の欠勤の影響で想定していた病床数を確保できなくなる恐れもあり、対応が後手に回ると懸念する声もあった。
琉球大病院で10例を超えるオミクロン株感染者を診てきた藤田座長は、「これから重症者が出てくるかもしれない」としつつ、「国の基準はデルタ株を前提として作られているが、臨床医の感覚では別の病気。インフルエンザなら薬を飲めば熱が下がって数日で職場復帰できるが、コロナは休む期間が長い。このため、社会インフラに与える影響が大きい」と話した。(安田朋起)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。