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「『安楽死マシン』認可で2022年から使用可能に、多幸感に包まれる苦痛なき最期を提供」
(Your News Online 2021/12/8)
https://yournewsonline.net/articles/20211208-suicide-machine-sarco/
議論百出の安楽死に新たな選択肢が広がりつつあるようです。詳細は以下から。
スイス政府は自らの意思で安楽死を選択できるマシン「Sarco」に関する法整備を終え、スイス国内での使用が合法になりました。2022年からSarcoを実際に使用できるようになります。
Sarcoは中に入り蓋を閉めると、起動前にいくつかの質問をされ、自分のタイミングで起動を選べるようになっています。もちろんいつでも中止が可能。
人の入るカプセル部分は生分解性で木材ベースの素材から3Dプリントされます。
なお、カプセル部分は基底部から取り外すことができ、死後そのまま棺として使えます。
Sarcoは移動式のため、美しい風景の野外や安楽死支援団体の施設など、最期を迎える場所を自分の希望に合わせて選ぶことも。
Sacroはペントバルビタールのような規制物質を使わず、カプセル内の酸素を1%まで減らしつつ窒素を充満させる方法を用いており、30秒ほどで低酸素状態の多幸感を感じながら痛みを伴わずにこの世を去ることができます。
メカニズム上、酸素不足による窒息や過呼吸といった症状は生じず、いわゆる窒息死とは違う安らかな最期を迎えられるとのこと。
オランダやベルギー、スイスなどで認められている安楽死。当然厳しい条件がありますが、その選択肢がひとつ増えたことになります。
たとえ致命的でなくとも、治療法がなくQOLを保てない難病に苦しむ人も少なくないのが現実です。いのちは誰がどう扱うべきなのか、もう一度考えるきっかけにしてもよさそうです。
-------(引用ここまで)--------------------------------------------
ディストピアSF映画「ソイレント・グリーン」(1973年)に出てくる、公営安楽死センターを
思い出します。
人口爆発と食糧・資源枯渇が深刻な未来社会で、安楽死が奨励されていて、
希望者はそのセンターでベッドに寝かされ、美しい映像と音楽を聴きながら死んでいく、、、、、
何とこの作品の設定は、来年2022年なのでした。
いずれ、こういった「安楽死マシン」が自殺にも使われるようになるかも知れません。
この作品が描いたように社会を混乱させ、人々を絶望させ、自殺に追い込んでいくのです。
(関連情報)
「ソイレント・グリーン」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3
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