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2017年に米国で配信され、議論を呼んたTVドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」を観た。
これは、あのG・オーウェルのディストピア小説「1984年」も真っ青な凄い作品である。
「独占配信中!Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン1予告編」
https://www.youtube.com/watch?v=LHUDszG7n4Y
米国がキリスト教原理主義のグループに乗っ取られ、全体主義国家のギリアド共和国が成立する。
新国家では個人の人権や自由は一切認められておらず、反対者、抵抗者は容赦なく処刑され、
町のあちこちに見せしめとして死体が吊るされる。
小さなルール違反も厳しく咎められ、指や腕を切断されたり、目をえぐられたりする。
とくに女性は家畜同様となり、財産や仕事は奪われ、読み書きすら禁じられている。
放射能などによる長年の環境汚染のため、人類は極端な不妊に苦しんでいるのだが、
子供の出産経験のある女性は、侍女として司令官に仕え、彼の子供を産むことを強要される。
侍女には新しい名前が与えられ、家畜のように耳標がつけられ、修道女のような服を着せられる。
自由は一切ない。
用済みとなった女は「コロニー」と呼ばれる死のキャンプへ送られ、防護服なしで
放射性汚染土を袋に詰める作業をさせられ、死んでいく。
(どこかの国の汚染地域のようだ)
主人公ジューンは、夫と子供とカナダに逃亡中に捕らえられ、生き別れとなり、
侍女にさせられてしまう。
はたして彼女は、娘とともに地獄のようなギリアド共和国から脱出できるだろうか、、、
原作者のマーガレット・アトウッドは、女性に対するこれらの虐待は空想の産物ではなく、
地球のどこかの国で実際に行なわれてきたことだと語っている。
確かに、イスラム原理主義国などでは、いまだに女性に対する差別・弾圧がひどい。
アフガニスタンを支配したタリバンは、早速、女子が学校に行くことを禁じた。
しかし、先進国、民主主義国家でそんなことが起きるはずがないと誰もが確信しているだろう。
その確信もオーストラリアの凄まじい国民弾圧を見せつけられ、あっという間に崩れ去ってしまった。
これは、迫り来る暗黒未来社会、ディストピアを予告するドラマである。
ワクチン強制を進めている連中が思い描く理想が実現すれば、
このような恐ろしい、おぞましい世界となるだろう。
自由、人権、平等が保証される社会が永遠に続くと思っているお花畑なあなたに
ぜひ観ていただきたい作品である。
(関連情報)
「【町山智浩の映画時評】アメリカで論争を呼んだ『ザ・ハンドメイズ・テイル』」
(newsiroiro YouTube動画 21分52秒 2017/6/24)
https://www.youtube.com/watch?v=o8aaVVY5w5A
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%AB/%E4%BE%8D%E5%A5%B3%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E
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