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黒田総裁「物価高一時的」は真っ赤なウソ! “本当の上昇率”はすでに3%
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/305785
2022/05/27 日刊ゲンダイ
どんなにやり繰りしても生活をかなり圧迫(C)共同通信社
総務省が20日に発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.1%上昇。メディアも「消費増税の影響を除くと13年半ぶりの高水準」と大きく報じたが、この数値は「物価上昇率2%」の目標を掲げた黒田日銀が重視する生鮮食品を除いた「コア指数」のものだ。今回のCPIで最も重視すべき数値は別にある。
ズバリ、「持家の帰属家賃を除く総合」のインフレ率で、実に前年同月比3%も上昇。3月の同1.5%から大きく跳ね上がり、コア指数の上昇率よりもはるかに高い。
「持家の帰属家賃」とは、自己が所有する住宅を借家だと仮定し、その分の家賃の額を市場価格で評価したもの。CPIのほか、GDPの算出にも用いられているが、実際には市場での取引がない「架空の家賃」だ。そのため、家計調査の「消費支出」や毎月勤労統計調査の「賃金」は、実際の取引を反映した「持家の帰属家賃を除く総合」を使って、実質の前年同月比を算出している。
「架空の家賃」が低めに抑え
問題は消費者物価指数に占める「架空の家賃」のウエートがかなり高いことだ。実に全体の約16%も占めており、実際の家賃相場の値下がり傾向に比例し、4月の「帰属家賃」のCPIは前年同月比0%と横ばい。これが全体のインフレ率を相当低めに抑え込んでしまっているのだ。
「架空の家賃を除いた数値こそ、消費者が直面する物価上昇の実態を反映しています。しかも今年になって物価上昇は加速し、帰属家賃で薄められた全体のCPIでさえ、1月から4月までの上昇率を見ると、季節調整後で年率換算4.2%。物価目標の2倍の水準です。さらに帰属家賃を除けば、インフレ率の実態は少なくとも5%近くに達していると考えられます」(経済評論家・斎藤満氏)
決して「一時的」にあらず
ガソリン価格も高止まり(C)日刊ゲンダイ
それでも日銀の黒田総裁は現在の物価上昇について「一時的」という評価を崩そうとしない。
「日銀が公表した4月の輸入物価指数は前年比44.6%増。企業間で取引するモノの価格動向を示す国内企業物価指数も、4月は前年比10%増と44年ぶりの2桁台です。これら『川上』の物価上昇が『川下』のCPIをさらに押し上げ、4月以降も上昇は続く。決して一時的なものではなく、政府はもっと本気で物価高対策を考えるべきです」(斎藤満氏)
給与も上がらず、年金も減額では庶民の暮らしは圧迫の一途だ。
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