http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/723.html
Tweet |
とにかく物価上昇が凄い。まだ必要な灯油は、一番安い店でも18リットルで2000円近い。これではエアコン暖房の料金面での優位性が高まっているが、火力発電所用の天然ガス供給相場が暴騰しているので、電気代が大幅上昇するのは避けられない。
変動相場で契約した個人ユーザーは恐ろしい事態に見舞われている。
【転売】「電気代8万円、ぎゃー」利用者衝撃 新電力料金急騰、店は5倍・自宅10倍 背景にLNG不足 ネットの反応
https://www.news-toranomaki.net/?p=23487
https://twitter.com/YahooNewsTopics/status/1366920085114212355?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1366920085114212355%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.news-toranomaki.net%2F%3Fp%3D23487
「電気代が8万円になりました。ぎゃー」。編集局はインターネット上で悲痛な声を見つけた。使用量が大きく増えたわけでもないのに、料金が急騰したという。取材を進めると、声の主に電気を供給する新電力の電気の仕入れ値が跳ね上がっていた。2016年の電力小売り全面自由化以降、置き去りにされてきた制度設計の甘さも見えてきた。
広島市中区でカフェのハチドリ舎を経営する安彦恵里香さん(42)が1月下旬、会員制交流サイト(SNS)で苦境を訴えた。店の電気料金は8万円で前月の5倍。自宅の料金も約10倍に上がった。
自前の電源なく、市場で調達
安彦さんは新電力のテラエナジー(京都市)と契約している。太陽光や風力など再生可能エネルギーに由来する電気に魅力を感じた。電気の市場価格に応じた電気料金の変動も理解した上での契約だった。それでも「ここまで上がるのは想定外」と衝撃を受けた。
全面自由化以降、中国電力など大手電力10社以外から電気を買えるようになった。参入した新電力は約700社あり、テラエナジーもその一つ。竹本了悟社長(43)に理由を聞いた。「電気を買う市場の価格が、どうしようもない水準まで上がった」との答えだった。
新電力は自前の電源を持たないケースが多く、日本卸電力取引所(東京)が運営する市場などで電気を調達している。翌日販売分の電気の価格は通常、1キロワット時当たり10円程度。それが、厳しい冷え込みが続き全国的に電気の使用が増えた1月15日には一時、過去最高の251円に達した。
テラエナジーは主に、再エネの固定価格買い取り制度(FIT)で大手電力が買い取った電気を別の新電力から仕入れて売っている。その仕入れ値が市場に連動しており契約通りに利用者の電気料金も跳ね上がった。他の新電力でも、市場連動の料金を選んでいた人の電気代が急騰。同社は2月、大幅な料金変動による顧客離れを懸念し、1キロワット時当たりの価格を固定した料金制度を導入した。
*************************************************************************
引用以上
そして必然的にこんな結果になった。
新電力、1年で14社倒産 撤退は計31社に 帝国データバンク調べ 2022年03月30日
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/30/news124.html
私も2月に、中電が経費を値上げすると通告してきたので、AU電気に切り替えたのだが、固定相場制のはずなのに妙に電気代が高すぎる。これまで1万円を超えることなど、ほとんどなかったのに2回の請求ともに1万円超え、そんなにエアコン暖房を使った記憶はないのだが……。
もしも、AUが変動仕入れなら、また中電に復帰するしかないだろう。
私は中津川市の在住で、農業生産地なので、比較的野菜を安く買えていた。主に、恵那市のらっせいみさと、付知町の花街道、それに「めぐりーん」などのの農産物直売所を利用している。
だが、昨日、よく行く田瀬ゲンキーで、タマネギを買おうと思ったら、なんと小玉が一個100円近いのだ。本当にびっくりした。安い時期に比べれば5倍以上だ。
最近、花街道直売所では、地元産野菜がほとんど買えないのだ。理由は、海抜600メートル以上の寒い土地なので、現在はハウスものしかない。ところが、ハウス暖房用の石油が上がりすぎて、栽培ができないのだという。
昨年末に、タマネギ苗を200ほど畑に植え付けていたので、胸をなで下ろした。しかし、ターサイも小カブも寒さで発芽せず、先月、大根、ほうれん草、ブロッコリーなど含めて種をまき直した。今はやっと発芽したが、収穫は遠い。
だが、これからは、可能な限り畑を有効利用するしかない。
これほど野菜類の暴騰が長く続く理由は、中国の爆買い、買い占めにあったのだが、ウクライナ戦争がそれを決定的にしてしまった。だから、農産物だけでなく農業用機材類から肥料に至るまで、恐ろしい価格上昇だ。
世界の肥料の何割かは、ウクライナ・ロシア産だったのだから。
これからは畑での自家栽培は大きな意味を持つことになり、肥料も、家庭生ゴミの堆肥化や、落葉肥料などの製造技術を持たないと生き抜いてゆくことが困難になる。
読者にあっては、ぜひとも、信頼のおける友人数名と小さな共同体ダーチャを入手して自家栽培に踏み出すことを推奨したい。
あの1991年ソ連崩壊時には、食料の8割がダーチャ(市民農園)によるものだった。
さて、「安いもの」という観点で考えると、流通品のなかでも、通貨が対ドルで暴騰しているような国の品物が安く買えることになる。
対ドル相場では、資源輸出国が上昇に有利だ。南米産油国などは、通貨相場が上がるほど、がっぽがっぽとドルが転がりこんでくる。
不利なのは工業的な貿易輸出に依存した、日本や韓国だ。
自国通貨が上昇すると、輸出先の外国で価格が上がるため商品が売れなくなり、逆に輸入品は下落することになる。
日本の場合は、対ドルレートは以下の推移だ。
我々の子供の頃は、対ドルレートは、固定相場制で1ドル360円が長く続いた。これだと、米国への輸出品は、安いから外国で馬鹿売れすることになる。これが円安といわれるもので、当時「安かろう悪かろう」といわれた日本製品も、朝鮮特需を背景に、凄まじい利益を上げることができた。
あまりに日本の輸出産業成長ぶりが凄いので、頭にきたアメリカは、ベトナム戦争による戦費窮迫もあって1973年変動相場制を要求、1ドルが250円程度になったが、プラザ合意以降は100円前後で推移することになる。
これで、日本の輸出産業には凄まじいダメージが加わり、現在の衰退につながっている。日本製品が3倍以上高くなったのだから、売れるわけがない。
だが、円高時代には、輸入品が安く買えた。外国の一次産品である原料小麦やトウモロコシが安く買えるため、生活は楽だったかもしれない。
http://img.asyura2.com/up/d14/1938.jpg
本日のドル相場は、123円程度で、1ドル100円を暫定標準とすれば2割以上も円安に振れているので、輸出産業はにんまりだ。
だが、その分、外国からの輸入品も2割高くなったわけだ。
さて、それでは、対ドル通貨相場が高騰している国の商品は、基本的に安く買えることになる。可能なら貿易経費が安くすむ近隣国がいい。
そんな国はあるのか? あった! 韓国だ。
現在は、1ドルあたり1220ウオンあたりで推移している。数年前までは1ドル暫定標準価値で1000ウオン前後が常識だったものが、昨年1500ウオンまで上昇し、持ち直しても、もう1000ウオンに戻せる可能性はないと考えられる。
つまり、ウオンの価値は2〜3割下落している。
円対ウオンなら10円程度か。日本でも円安が進んでいるので、相対的には、あまり変化していないように見えるが、対ドルでは、おおむね2割程度はウオンの価値が下がるウオン安に振れている。
韓国は8割を超える輸出依存国なので(日本は3割以下)、輸出製品の現地購買価格が上昇して、貿易には非常に不都合なことになる。
韓国の商品は、日本では評判が良くない。あの世界で一番嫌らしい独善的、非論理的な反日姿勢から韓国は、この数年で劇的に日本人からの評判を落としてしまった。
しかし、韓国ウオン対ドル相場が大きくなるほど(価値が下落するほど)ほど、日本人は韓国製品を買いやすくなる。
最近は、韓国製の
韓国産品といえば、キムチなどの食品だが、最近は、どうも不潔感の漂う報道が多くて、とても買う意欲が萎えてしまった。やはり高くても衛生観念の高い日本製品がいい。
しかし、工業製品は、日本に比べると劣っても、中国ほど外れが多いわけではない。
私は、韓国製品として石油コンロを数台買ったことがある。
まずは、屋台石油コンロとして定番のオムニコンロ
http://ikka-danran.com/2017/03/14/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%9E%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E6%9A%96%E6%88%BF%E5%99%A8%E5%85%B7%EF%BC%9F%E9%9F%93%E5%9B%BD%E8%A3%BD%E3%80%8C%E7%81%AF%E6%B2%B9%E6%B0%97%E5%8C%96%E5%BC%8F%E3%83%90%E3%83%BC/
これは優秀な性能だが、点火は非常に難易度が高い。相当な経験を積まなければならない。しかし日本での代替製品(火力が強いことが条件)がないので、使い続けている。
普通の芯上下方式の石油コンロも買ったが、輸入業者が潰れてしまった。性能は普通程度。
最近は、登山用ザックを買った。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B094FP74HS?ref=ppx_pt2_dt_b_prod_image
二回続けて中華ザックに手を出してしまい、まだ二年しか使ってないのに、ボロボロになって買い換えるしかなくなった。ローカルライオン(深圳)というメーカーだが、6000円台もしたのに、縫製がひどくて、何もかもボロボロになってしまった。
次に、オークマでアウトドアーというブランドを買ったが、これは外国メーカー名のパクリで、やはり中華製、最初の一回で縫製が壊れるほどひどいものだった。
いずれも見かけ倒しの中華品らしい欠陥品だった。
今回は、騙されないようメーカーを調べたら、ASAKUSAIRENという名で韓国製だった。値段は中華レベルだが、韓国は登山が国民スポーツとして根付いた国なので、いい加減なものは作れないだろうと信じて買った。
今のところ、非常に順調、背負いやすく優秀だった。この価格では、モンベルなど国産メーカーは太刀打ちできないだろう。
輸出依存型経済の韓国は、これから恐ろしい試練がやってくる。
おそらく、通貨レートから輸入品が高騰するため、大半の国民が食料さえ満足に買えなくなるにちがいない。
しかし、それほど技術レベルが高くない工業製品については、中華品ほど神経を使わなくても、そこそこのものが入手できるだろうと思う。
ただ、愚かな反日姿勢のせいで、これまで通販の主力だった在日企業が次々に潰れてしまい、輸入の敷居が高くなってしまったのが残念だ。
https://aqcg.jp/tuuhan/
それでも、日本には恐ろしいほど在日者が多いので、一定のニーズが残っているため、なんとか生き残っている会社も少なくない。
私は名古屋市中村区で生まれ育ったので、小学校も中学校も、在日者と深いつながりがあった。
駅西を見ると、大半のホテルが在日企業だし、食品店も半数以上が在日系だ。
こういうところでは、高騰を続ける日本の食料品よりも、ずっと買いやすい価格で韓国食品が買える可能性が高い。
韓国は、儒教の影響で、馬鹿げたメンツ主義、見栄を張る人々が多いが、それでも、底辺の人々には、非常に真面目で誠実な人も少なくない。私は、若い頃、そんな事業者にお世話になったこともある。
しばらくは、韓国商品も注視が必要かもしれない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民135掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民135掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。