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食品から「無添加」「不使用」の表示が消える? 政府のガイドライン作成に消費者大困惑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/302633
2022/03/17 日刊ゲンダイ
全てアウトになり得る(C)日刊ゲンダイ
食品の「無添加」表示がなくなってしまうかもしれない。日頃から添加物の有無を気にかけている消費者にとっては大問題だ。
消費者庁の有識者検討委員会が今月1日、約1年に及ぶ議論を経て、任意で行われている食品添加物の「無添加」や「○○不使用」の表示に関するガイドライン案を了承。今月末までに、消費者の“誤認”を招く恐れがある表示の基準を策定する方針だ。
ガイドライン案で示した問題アリの表示例のひとつが〈単なる「無添加」の表示〉。消費者にとって何が「無添加」なのか分かりづらいため、誤解を与える恐れがあるという理屈だが、入っていないものを全て列記するなど不可能だ。
何が入っていないかを明記しようにも、「化学調味料無添加」「人工甘味料不使用」などはアウト。「化学」や「人工」、「合成」といった用語の使用を認めていないからだ。そもそも着色料のいらないミネラルウオーターに「着色料不使用」と表示したり、日持ち向上を目的に保存料以外の添加物を加えたのに「保存料不使用」とうたったりした場合も、禁止事項に該当するという。
消費者庁はガイドライン策定の目的を「食品表示の正確性を担保するため」と説明している。聞こえはいいが、消費者にとってはデメリットになりかねない。
ホンネは添加物入りの商品が売れなくなる
15日、国会内で行われた「食の安全・安心を創る議員連盟」集会では、ガイドライン案に反対の議員や日本消費者連盟などから「(規制によって)食品業者が萎縮し、表示の自主規制につながる」「消費者の選択肢を奪うことになる」──などの異論が噴出。集会に参加したパルシステム生活協同組合連合会で常務執行役員を務める高橋宏通氏もこう憤る。
「消費者庁は『消費者のため』と繰り返していますが、『無添加』表示を規制するホンネは、規制しなければ添加物を入れた食品が売れなくなるからでしょう。大豆や香料を使ったコーヒーと、純粋にコーヒー豆だけを焙煎して作った無添加表示のコーヒーがあったとして、消費者庁は無添加の方が『香料を使ったものより優良という誤認を消費者に与えかねない』という理屈です。今回のガイドラインは、なるべく添加物の使用を控えている事業者の努力に水を差すばかりでなく、消費者の選ぶ権利も奪うことになります」
そもそも、添加物は一括名や類別名で表示されるため、実際に何が入っているのかは分かりにくい。「無添加」表示を規制するより、何を入れているかを明確化するべきじゃないか。
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