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日米の「株価格差」はもはや埋めようがない…日本の時価総額はアメリカの約8分の1
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/296908
2021/11/03 日刊ゲンダイ
すっかり貧乏になってしまった日本…(C)日刊ゲンダイ
当コラムでは日本、および日本人はすっかり貧乏になってしまった、と指摘している。なにしろ、この30年間、給料はほとんど増えていない。残ったのは国の借金ばかりである。
株式市場もそうだ。アメリカ市場の時価総額は52兆4337億ドル(約5977兆円)に膨らみ、世界の株式市場の時価総額の5割を占めている。
一方、日本市場の時価総額は739兆円にとどまっている。約8分の1だ。
かつて、日本市場の時価総額がアメリカ市場の時価総額の1.5倍(600兆円対400兆円)だったなんて、どう考えても理解できない。なぜ、こんなに差がついたのだろうか。
その前に、株価(日経平均株価、NYダウ)の動きを振り返ってみよう。日経平均株価はバブルのピークの1989年12月29日に、3万8915円の史上最高値を示現した。この時点のNYダウは2753ドルだ。直近の日経平均株価はピーク水準の7掛けにすぎない。「3万円のカベ」の存在すらささやかれている。
半面、NYダウは史上最高値を更新中だ。直近高値は3万5819ドル、1989年末比13倍になっている。
ウォール街が低迷し、「株は死んだ。この街が再び活気を取り戻すことは絶対にない」といわれたのは1982年夏のこと。8月12日にNYダウは776ドルの安値をつけている。ここからだと、実に46倍である。いや〜、すごい話じゃないか。
GAFA+M(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトの5社)の時価総額は9兆2199億ドル(約1051兆円)だ。日本市場の時価総額よりもはるかに大きい。悲しい話じゃないか。
株高を背景に、株式を大量に保有するアメリカの個人金融資産は1.2京と“天文学”的な数字になっている。日本人は株式投資を嫌う。個人金融資産の5割強が利率ゼロ近辺の現預金だ。もっとも、株式投資を行っても日本株オンリーでは資産はほとんど増えていないが……。
杉村富生 経済評論家
1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。
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