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野村に続き三菱UFJ証券も巨額損失 リーマン級の危機再来か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/287323
2021/04/02 日刊ゲンダイ
株価上昇に浮かれてる場合じゃない(C)日刊ゲンダイ
米ヘッジファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」に絡んだ巨額損失が次々と明らかになっている。2200億円の損失の可能性を発表した野村ホールディングスを皮切りに、クレディ・スイスと三菱UFJ証券ホールディングスが続いた。三菱UFJ証券は欧州子会社関連で約330億円の損失が見込まれている。
「巨額損失を発表する金融機関はさらに続き、トータルの損失額が1兆円を超えるのは濃厚とみられています」(兜町関係者)
アルケゴスは金融機関からの借り入れを利用した投資(レバレッジ)を積極的に行い、自らの保有資産の数倍もの運用を行っていたとみられる。背景には歴史的な低金利と、株式を中心とした強気の投資環境がある。
「低金利で資金を調達できる中、米国株が過去最高値を更新し続けるなど株式市場は世界的に絶好調です。その波に乗った“イケイケ”運用でここ数年、アルケゴスは金融機関からも上客扱いされてきました。ところが、今回、何かの金融商品でつまずき、一気に資金がショートしたと思われます。リーマン・ショックを引き起こしたサブプライムローンの構図とそっくりです」(金融ジャーナリスト・小林佳樹氏)
世界中に疑心暗鬼が広がり“信用”が崩壊すれば…
2008年のリーマン・ショックのきっかけは、前年に米国で起きた住宅バブル崩壊。住宅価格が上昇し続ける中、金融機関が信用の低い低所得者(サブプライム)に住宅購入資金を貸し付けたため、住宅価格の急落を機に、アッという間に融資が焦げついた。
株式など金融商品の上昇が続く中、金融機関が自己資金の少ないアルケゴスに、ガンガン融資した結果、行き詰まった――確かにリーマン・ショック直前の状況に似ている。金融危機は起こるのか。
「今回、アルケゴスがしくじった金融商品が別の金融商品にも組み入れられており、幅広い影響が出る恐れがあります。一見、無関係と思える他の金融商品も実は中身が複雑すぎて、どんなリスクをはらんでいるか分からない。また、低金利の下、資産の数倍を投資しているファンドはいくらでもある。株や商品市況の急落などをきっかけにアルケゴスのように、一気に行き詰まるファンドが次々と現れてもおかしくない。世界中に疑心暗鬼が広がり、“信用”が崩壊すれば、リーマン・ショック級の金融危機が起こる可能性も否定できません」(小林佳樹氏)
杞憂に終わればいいが。
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