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[3308]「すぎやま先生」の新刊書を紹介します。/副島隆彦
投稿者:副島隆彦
投稿日:2021-12-16 12:23:58
http://snsi.jp/bbs/page/1/
副島隆彦です。今日は、2021年12月16日(木)です。
世界の動きについての、最新の情報が私の手元に次々と集まっているのだが、私の気力、体力の方が衰えて、なかなか報告出来ない。どんどん寒くなって、体に応(こた)える。私は、朝の4時ぐらいに目が覚めて、起き出して、すぐに原稿仕事を始めるのだが、寒いので起きる元気がなくなって、寝ている。
すぐに190ぐらいになる自分の高血圧の症状をなんとかしないといけない。降圧剤(こうあつざい。血圧を下げる血管の膨張剤)を飲まないと、腎臓(じんぞう。キドニー)の機能低下と、心臓の肥大を起こすよ、と医者が診断してくれた。 医師の言うことを素直に聞いた方が、自分の身の為(ため)だ、と分かっているのだが、現代の医療、医学に対する反発心と警戒心が、私は強いので、素直に従えない。
世界が、どんどんおかしくなっている、と私の脳が強く感じる。このまま平和(こんな現状でも大戦争が起きていいないから平和だ)が 続いてゆくのか、どうも、私は、悲観的になりつつある。大きな危険が、人類に迫っている気がしてならない。
きっと、自分の体調と脳の調子の不良のために、このように、外側の世界に対しても、悲観的なるのだろう。私たち、もうジジイ(60代から上)になった人間たちは、「もう、いいよ。自分の人生のいいところは終わった。あとは、若い人たちが頑張ってくれ。だけと、今の若い人たちも大変だなあ。こんなにキツい、これから先の世界を生きて行くのだ」と同情する。でも若い人たちは、老人(年配者)たちの、そんな繰言(くりごと。ぶつぶつ)なんか、相手にしないで、元気いっぱい、生きて、自分の人生を切り開いてゆく。
私が今日、紹介するのは、私が大学教師をしていたときの教え子で、今は、YouTuber ユーチューバーから、さらに、 Tik Tok -er ティク・トカーになって、そして、最近、ゴマ・ブックス社から本を出版した 杉山雅一(すぎやままさかず)君です。
彼の新刊本『日本一 バスってる 元教師』 の紹介、宣伝を 今日のぼやき でやっています。見に行ってください。
http://www.snsi.jp/tops/kouhou
(ここにこの本の表紙を貼ってください)
すぎやま君から以下のメールが来た。それと、それに対する私からの、すぎやま君への励ましのメールを載せる。 彼のような若い人が、大学を出てから中学教師10年の経験を生かして、「すぎやま先生」として、全国の中学生、高校生に語りかけて、そして、彼女たちから、たくさん、たくさんの質問を受けて、それに丁寧に答えている。きっと私、副島隆彦の生き方から、彼は多くを学んでいる。ネット上の フォロワーが20万人いるそうだ。こういう若い言論人が、どんどん出て来るのを私は、ずっと待っていた。
私たちは、古臭い過去ではなく、今の現実 、現実の今を、生きなければいけないのだ。どんなに幼稚でも、知恵、知識が足りなくても、自分の体と言葉で表現しなけれればいけない。「初めは、どんな人も、そうだったのだ」のだ。
誰も どんな人も、初めは、泳げなかった。誰も、自転車に乗れなかった。それが、自分の恐怖心に打ち勝って、そして、プールで泳げるようになった。自転車に乗れるようになったのだ。 だから、専門家、とか、エライ先生 とか、「この道の達人」とか、えばるな。
みんな、最初は、初心者で、なにも出来なかったのだ。恥をたくさんかきながら、間違いながら叱られながら成長していった。そのうち、自分の適性(てきせい)と向き不向きに気づきながら、自分の人生の道を切り開いていった。
自分に向かないことはやめるべきだ。自分の人生の方向を、早いうちに(20代の終わりまでに)転換して、自分の好きな仕事の方に行くべきだ。
だから、すぎやま先生が、全国の 中学生、高校生に、本気で語りかけて、真剣に教えることが、おそらく本当の教育だ。すぎやま君。ガンガン、頑張りなさい。
(転載貼り付け始め)
Sent: Tuesday, December 14, 2021
Subject: 教え子の杉山です。
副島先生
この度は学問道場の広報ページに私の本の情報を載せてくださりありがとうございました。おかげさまで、一昨日から3日間、Amazonの部門別ランキングで、2部門1位を取ることができております。総合ランキングでも最高77位までいきました。本当に感謝しております。
今回は中高生向けの本でしたが、次はもっと社会的な本も書いていきたいと思っております。日経トレンディの流行語にもなった『TikTok売れ』について本を書かせてくれと何社かに提案しましたが、ダメだったのでまた別の企画を考えます。
また勉強会等、参加させていただけたらと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 杉山
Sent: Tuesday, December 14, 2021 6:44 PM
Subject: [ml:01105] RE: 教え子の杉山です。
杉山雅一(まさかず)君へ
副島隆彦から
メールをありがとう。君の新刊書の高著「日本一バズってる元教師」」(ゴマブックス)の贈本ありがとうございます。
この君の新刊書を、早速、古村君が、今日のぼやきの広報ページで宣伝したら、アマゾンで上位に入って、私も驚いています。本当に良かった。これで、君のTik Toker (ティクトカー)としての人生の足しになってよかった。
君の本を、読んでいました。君を介在して今の日本全国の中高生たちの世界に、私も少しだけ接近できました。私は、もうジイイだから、10代の若い人たちの世界には入って行けない。
ところが、すぎやま先生 は、どんどん彼らの世界にいて、彼らを先導してゆける。私は驚いて君の Tik Tok の映像を見ています。まさしく私が、求めていた新しい弟子の姿です。 時代に合っていて、しかもその最先端にいる言論、表現、 であり、国民と共に声を上げることの出来る、君が書く「教育系、情報系、ビジネス系」であるもの、です。
杉山くんは、これらの自作のすべてを、自力で開発して、自分が置かれている厳しい人生環境と、この2年間に襲い来た苦境( コロナによる国家統制 )の 中から、這い上がった。えらいと思います。
君は、大学での社会科の教員資格のほかに、県の音楽の教諭の免許もしっかり取って、公立中学校で音楽教師を10年やっています。ということは、君の音楽の技能(ピアノが弾けて声楽と舞台演技が出来る)の才能は、きっと君のこれからの成長に、ものすごく重要です。
普通の文科系の知識人たちは、音楽と演劇、踊りの才能がない。人前に出たら、ぼそぼそと語るだけだ。何を言ってるのか分からないやつばっかりだ。むずかしい本を書いて、学者です、と自嘲し控えめに威張っている。
(ここに すぎやま君の本の、27と28ページの写真を貼ってください)
ピアノ弾き
教室で
この他に、君が生来、持っているカリズマ(charisma )が、きっと、これから君を 中高生だけでなく、同世代の人間たちの人生の教師、すなわち教祖たる能力(カリズマ)に押し上げて行くでしょう。カリズマは、ギリシア語で、「神(キリスト教のではない)の言葉を神託する能力」だ。
私、副島隆彦が、ずっと育てたいと思ってきたのは、これからの時代に合った、神懸(かみが)りに自ら没入して行けて、神の言葉を人々に、託(ことづけ。言付け)出来る人間です。
私、副島隆彦の思想研究は、今は、「この世は、物質と霊魂の2つだけで出来ている」を論及して、本にして完成することです。そうすれば、あらゆる地球上の神と宗教 を否定できる。人類(人間)世界から、神と宗教を追放する。なぜなら、神と宗教は、人類のとっての大きな抑圧をずっと作って来たから。だから、「すべては、デカルトに戻れ」です。
物質(マテリエール、マター matter )と、霊魂。この霊魂は、英語で、スピリット、ソウル。フランス語では、レスプリ l’esprie エスプリ 。ドイツ語で、Geist ガイスト。精神 =霊魂。お化け、妖怪を含む。
「物質と霊魂 の、この 2つだけを実体(サブスタンスsubstance )として認めればいい」というデカルトの思想に、人類は、もどらなければいけない。ルネ・デカルトは、1650年に、スウエーデンのストックホルムで、イエズス会の司祭に、ヒ素で毒殺された。
「この世界は物質と霊魂だけから成る。そうすれば、あらゆる神、と宗教 をもう、人類は否定できる」 私、副島隆彦は、このように主張して、本にして死んでゆきます。
だが、すぎやま君。それでも、神懸かりは大事です。自ら神懸かり(人々に言付けするひと)になれる人間の存在は必要です。すぎやま君は、ヴォイストレーナーとスタジオ経営の仕事もしてきて、音楽と演劇の演技も自分でやってきただろうから、その訓練も積んでいるでしょう。
君の本のP66の君の姿の隅に、ちらと、私とベンジャミン・フルフォード氏の対談本「今、アメリカで起きている本当のこと」(秀和システム刊 2020年)が写っていることに気づいて、笑いました。
君は、すでにYoutube動画 で、トランプ動乱のことを、ずっと、話して、人気者になっていた。君は、今年の始めまで、You Tuber として活躍していた。 君が、68ページに書いている。
「2020年前半と言えば、ビジネス系YouTuber 全盛期。 オリラジの中田あっちやん(敦彦)はじめ、マナブさん、イケハヤさん、りゅうけんさん、そしてまこなり社長。 若いサラリーマンからおじさんまで、毎日、むさぼるように彼らの動画を観ていた」
と。 君の動画も人気が出ていた。ところが、このあと、ユーチューブから政治弾圧があって、トランプ支持系の作品群は、一斉にすべて削除された。 それで、君は Tik Tok に移ったのだと、私のセミナーに来てくれたときに、私に控室で話してくれました。 君は、自分の苦境を、そうやって自力で乗り切って来た。この点が物凄くエライです。
君がこれから、もっともっと成長するが楽しみです。よいお年をお迎えください。 副島隆彦拝
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