. 小説的 総理総裁分離論 (事実でも予測でもありません) 俺は「総理を辞めるなんて言ってない、総裁を辞めると言ったんだ」
ホント、確かに総理辞めるとは言っていない。安倍辞任の時ははっきり総理を辞すると明確に発表したのと大違い。菅会見「今月17日から自民党の総裁選挙が始まる。私自身、出馬を予定する中でコロナ対策と選挙活動を考えた時にばく大なエネルギーが必要だ。そういう中でやはり両立はできず、どちらかに選択すべきだ」と述べ、「国民との約束を果たし、国民の命と暮らしを守ることが総理大臣としての私の責務であり、新型コロナ対策に専念したい」と言っていた。総裁選かコロナ対策か、どちらか選択すべきという意味は、総裁か総理かの選択の意味にもとれる。「総理・総裁分離論」が案として出たことがあるが、実現した例は過去に一度もない。自民党の総理大臣は全て党総裁がなっている。が、実は安倍退陣の直前2018年に分離論が議論されたそうだ。そして今、である。自民党においてはこれまで、総裁を退いた場合ただちに首相も辞任(=内閣総辞職)する、あるいは首相を辞任した場合はただちに総裁も退くことが通例となっている。菅は9月4日解散やる気でいた、つまり総理続投やる気満々だったが、「特別の理由」で総裁選を先に持ってきた。そのために首相辞任ができなくなった。もし9月解散を選択していたら、国民と約束したコロナ対策どころではなかったことになり、二者択一はコロナ対策より解散が大事ということになり矛盾する。コロナに専念するために総裁選辞退すると言う真意は他の何処にある?。 俺は国政、お前は党務 史上初めての総理総裁分離! 国会での内閣総理大臣としての答弁が「守り」であるのに対し、選挙で野党を徹底批判するといった自民党総裁としての演説は「攻め」であるともいわれる。補選や横浜市長選で負け続けた事で、選挙の顔だけ代えて総選挙に備える意図があった。その必要があった。今の菅が全国遊説しても票は起きない。河野を選挙の顔にする狙いがある。河野に党務を経験させたい麻生と、菅を1年総理で終わらせたくない安倍なら考えそうな奇策である。 麻生が7日に菅を褒める発言をしたのに続いて、翌8日、菅のコロナ対策専念を援護するかように「ひとまずコロナ収束した」と言い放った。その菅はさっそく「制限緩和」政府案を発表したが、多くの国民をほっとさせる内容だった。やっと仕事が再会できる、旅行に行ける、友達に会える、学校にいける、そんな希望を抱かせる。おそらく菅政権への評価は変わる。これから更にコロナ対策が進めば皮肉にも支持率が回復することだってある。(注)この政府案は読売独自速報ほか2社しか報じられていません。NHKでは同じ内容の一部が分科会素案として報じられて、います。
菅首相、やる気満々! 10月以降ドドッーと「制限緩和」 菅首相が有言実行。死んだはずのお富さん、意気消沈どころか意気軒高。10月―11月にかけて大胆な「行動制限」緩和方針を明日9月9日にも正式発表する。つい9月3日の記者会見で「国民に約束を何回もしており、コロナウイルスの感染拡大を防止するため私は専念したいと判断した。国民の命と暮らしを守ることが総理大臣として私の責務なので、専念してやり遂げたい」と言って総裁選を辞退した、その約束の一部が早くも果たされた。レームダックと揶揄していたマスコミや野党議員の多くはびっくり宙を舞うことだろう。尾身分科会や医師会マフィアたちへの菅政権の逆襲劇の始まりである。医療主導がひっくり返される恐怖感に震えて、先行された政府案の報道を必死に止めている。読売独自以外はまだ報道が無い。その一方で、政府案文を切り取り、自分たちが先に作成中の原案と称してNHK、TBSらに報道させている。対案作りで分科会の意見が割れて紛糾しているそうだ。尾身斬り、分科会解散の流れになっていきそう。菅さん、思う存分やんなさい。 菅が記者会見した同じ日9月3日にも制限緩和への「政府ロードマップ一次素案」を分科会に突きつけ、対案を作るよう要請していたが、その時も内容について事前相談はしなかった。「中等症患者の自宅療養」方針決定の時と同じだ。政府案では「緊急事態宣言の発令地域であっても」酒の提供や時間制限を緩和するほか、外出や県境をまたぐ移動も原則認めるとなっていて、緊急事態宣言遊びに狂奔する医師会にくさびを打つ狙いがあった。しかし大幅修正を政府に押し返す力は今の分科会にはもうない。尾身132億円疑惑、モデルナ異物混入発覚が効いているようだ。「退路を断った俺に怖いものはねえ!」なかなかやるな爺さん、いや菅さん。
Merry X’mas Happy New Year が帰ってくるよ 政府案にある制限緩和の内容は、ワクチン接種または陰性証明によって、殆んどの制限が段階的に緩和され、イベント人数制限も、酒も、時短営業も、クリスマス、正月にはほぼ正常に戻りそうな概要になっている。やっとこれで菅総理の念願が叶う。さらに、感染者数に偏らない複数の判断基準を使うことによって、尾身分科会の緊急事態宣言の発令基準が骨抜きになった。ワクチン接種は11月初に希望者分が終了する。その後も国際規約に従って継続はするが、接種希望者はガタ減りすることは間違いなく、徐々に接種証明は有名無実になってゆく。バイデン大統領さえ欧州連合(EU)などで広がる「ワクチンパスポート」型のシステムには否定的な考えを示し、レストランなどの経営側がそれぞれに「ワクチン接種の有無を確認することで十分だ」と言い始めている。ワクチン接種が促進される期待の半面、全国的なワクチンパスポートの導入などに踏み切れば大きな反発を招きかねないとも懸念しているのだ。フランス、イタリア、オーストラリアなどの過激なワクパス強制も、政府が折れて収束を迎える日は遠くない。日本でワクチンパスポートと呼ばないことにしたそうである。
政界ドンの手のひらで、お子ちゃま候補者だらけの茶番劇 総裁選挙は未だ公示されていない。始まっていないのだ。それなのに候補予定者と称するガキたちがお芝居をおっ始めて居る。河野、小泉、高市、岸田、石破、このうち石破以外はすべて2A(安倍、麻生)の手のひらの上にいる。石破は派の推薦がなく公示日前に消えるから、残り4人のプロレスごっこが今月いっぱい続く。選挙と政局はいつも面白い。TVからブログまでプロもアマも師走のようになる。マスコミは稼ぎ時だから面白おかしく騒ぎたて、野党沈没のまま衆院選になだれ込む、まんまと自民党のドツボに落ちる。最後に2Aが勝たせるのは次への温存小僧で、河野が本命。二番手が高市だ。しかし高市で女性首相への流れを作るのは日本ではまだ冒険である。岸田には尾身の手が伸びているらしく、公約がPCR検査と医療予算と野戦病院で医師会そのまんまなのが薄気味悪い。小池百合子都知事、小此木横浜市長のムサシ当選の悪夢があったことでもある。子飼いの3人合わせた得票数が過半数なら決戦投票になったとしても負けはない。
総選挙で大勝利 菅はG20イタリアで英雄になる 投票日の9月29日頃には、もしかすると菅人気が復活してカーテンコールが起きているかもかもしれない。総理総裁分離の話が2Aと2Fあたりから出てきたら、ツーカーですぐに話がまとまる。それを受けて菅の続投がきまり、めでたく初志の自力解散、総選挙の運びとなる。野党の希望どうり、遅まきながら臨時国会を開き、大型補正予算を組み、コロナ対策予算、ひとり20万円コロナ手当、中小企業助成、消費税減税、を眼玉公約に引っさげて選挙に臨む。そもそも今の野党では負ける奇跡は起きない。総裁選を先にした理由は菅人気の復活のための時間稼ぎと、臨時国会を開かず野党に追及の機会を与えないことであった可能性がある。投票日直前10月30日にイタリアG20で菅は、オリンピックをコロナから護り、ワク60%を超え、コロナをほぼ収束させて経済を復活させた世界のリーダーとして称賛されるだろう。
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