. 厚労省は驚愕の真相をつかんでいる 異物混入ニュースは8月26日の朝日デジタルの「ゴム」速報で始まった。可笑しなことに同日の数時間後に他マスコミが「ゴムではなく金属片」と否定した。厚労省内に別の二つのソースがあるようだ。ニュースは瞬時に海外でも報じられたため、武田薬品と厚労省が調整して、もとのゴムで収めることに成功したかのように見える。しかし、注射針でぐりぐりやったゴム屑だと言われても、混入が見つかったのは大半が「未使用の容器」であり「注射器」ではない。 厚労省は8月16日に最初の報告を受けたとしているから、ゴムか金属か答えは出ていたはず。朝日にゴムをリークし、他社に金属片をリークして、同じ日にひっくり返したミステリー。異物混入報告が増え過ぎて抑えきれなくなり芝居を打ったのか。それとも金属の正体を知って緊急に接種を止めたかったのか。製薬を敵にまわしかねないリスキーなゲームを押すホワイトハットが省内にいるのだろうか。
異物は未使用の「容器」と「注射器」両方で発見された 【NHK】8月16日以降、東京都と埼玉県、茨城県、愛知県、岐阜県にあるモデルナのワクチンの接種会場のうち8か所で、合わせて39の未使用の「容器」に異物が混入しているのが見つかりました。 【FNN】茨城県の県立医療大学の会場で「8月23日」、薬剤師がワクチンを注射器に分ける作業中に「容器」中の異物を発見した。 【NHK】注射器の針をふたに刺した際にゴムの一部が削り取られ「注射器」に混入したとみられる、と報道。 【朝日デジタル】複数の会場で、薬剤師でなく「接種者」が「注射器」の混入物に最初に気付いた。 【NHK】8月29日、那覇市内に設置している大規模接種センターで、モデルナのワクチンが入った開封後の「容器」1つと、3本の「注射器」から黒とピンクの異物が見つかった。
二転三転「ゴム-金属-ゴム」、世界を駆けめぐる
8月26日【朝日スクープ】モデルナにゴム片とみられる異物混入 8月26日「異物は金属片の可能性がある」と厚労省が仰天コメント。 8月28日【厚労省】別のロット番号で30代男性2人が死亡していたと公表。 8月29日【武田薬品】金属片を否定。異物はゴムの破片とみられると訂正。 8月29日【厚労省】「コアリング」によるゴム片混入説を支持、安全示唆。 8月29日 群馬太田市の接種会場で詰め替え作業中に「黒い物質」発見。 8月29日 沖縄接種センターで開封後の容器と注射器から黒い異物発見。
男性死亡は偽旗、金属混入を隠すためのカバー 驚くべきは、混入発覚を追うようなタイミングで公表された「二人の男性の接種死」だ。同じ製造元の同じ時期のバッチ、近しいロットナンバーで、人に恐怖を与えるに十分なニュースである。事件を隠すためのカバーとして出てきた偽旗の可能性がある。おまけに、唐突に、群馬と沖縄が、白い金属片とは程遠い黒、ピンク、茶色の混入物を引っさげて算入してきて、ついつい元の事件をわすれてしまいそうになる。これらもスピン臭い。急いで国内の組織が動いたようだ。コアリング作業は全国で、世界中で、ファイザーも、J&Jもやっているのに、モデルナの特定ロットだけ日本だけ、この時期に発見された。偶然を超えている。モデルナが敬遠され、ファイザーを含むワクチン不信で接種躊躇が増えるだろう。日本では接種減速で9月12日の緊急事態解除はこれでお釈迦だ。尾身や医師会にとっては望む流れである。これも偶然か。
厚労省はゴム片を受け入れながらも、金属片混入のロットを全否定していない。「製造段階で金属とみられる異物が混入し、接種を見合わせているロット」と、黒、白、ピンクのゴム破片とは別、とのスタンスを維持している。 .
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