昔はパニック障害はヒステリーと呼ばれていて、父親や義父に性的虐待されたトラウマだというのが定説だった。義父から親子丼されたり、売春させられると後遺症としてパニック障害を起こすのです: トラウマ・PTSDとは トラウマとは、いわゆる「心の傷」と言われるものです。身体が傷つくことと同じように同じように心も傷ついてしまいます。そして、フラッシュバックや過覚醒、回避などのいくつかの症状が重なるとPTSD(心的外傷後ストレス障害)という診断になります。トラウマ・PTSD・パニック障害は基本的には、 戦争に行って最前線で戦って死にそうになった 津波・地震・火災等で死にそうになった レイプされて殺されそうになった 覚醒剤中毒でフラッシュバックした 等の異常体験で発症するものです。 自閉症程度ではパニック障害にはなりません。そもそも、フラッシュバックする様な恐怖体験をした事が無ければフラッシュバックする記憶も無いのでパニック障害にはなりません。 フラッシュバック (flashback) とは、強いトラウマ体験(心的外傷)を受けた場合に、後になってその記憶が、突然かつ非常に鮮明に思い出されたり、同様に夢に見たりする現象。心的外傷後ストレス障害(PTSD)や急性ストレス障害の特徴的な症状のうちの1つである。 性的虐待 性行為はもちろん、キスしたり、陰部を触ったりすることです。また、性的な言葉かけや卑猥な表現をすることもあります。その他に親の性行為を見せたり、アダルトビデオなどを見せたりも含まれます。実際に性的接触を持たなくても、そうしたそぶりをしたり、脅したりすることも性的虐待に含まれます。子どもの場合、性的な知識が無かったり、恐怖のために凍り付いてしまったりして、一見すると抵抗がないように見えますが、抵抗がないことと同意していることとは全く違います。 特に性的虐待を受けた人には顕著ですが、性行動が過度に抑制的になったり、過度に活発になったりします。抑制的になるとは、異性を極端に避けたり、性交渉に嫌悪感・恐怖を持ったり、結婚に忌避的であったりします。 また、全く反対に性行動が非常に活発になるケースもあります。不特定多数の異性と性交渉をもったり、過度に露出的な服装をしたり、風俗に勤めたりなどがあります。この行動様式は一見すると理解しがたいかもしれません。性的な外傷体験があるなら、それに恐怖をもってしまうだろうと想像しますから。 おそらくこうした性的虐待にあった人が性行動に活発になるのは、外傷の反復という観点から理解することができるかもしれません。 ▲△▽▼ rape 被害によって引き起こされる心と体の変化 以下のような疾患が疑われる場合には、早急にメンタルヘルスの専門家に相談 する必要があります。 ●PTSD (Posttraumatic Stress Disorder = 外傷後ストレス障害) ●うつ病 ●パニック障害 ●自傷行為 ●アルコールなど依存症 ●自殺や、他人に危害を与えるような考えや行動 ほかの犯罪に比べ、特に性暴力の被害者にはPTSDが発症しやすいといわれてい ます。PTSDは、「再体験(フラッシュバックや悪夢など)」「回避、麻痺」「過覚醒」 という三つのカテゴリーの症状が1ヵ月以上続く場合に診断されます。他の犯罪に 比べ、特に性暴力の被害者にはPTSDが発症しやすく、被害者がPTSDを経験する 率は、40%〜80%ともいわれています。 以下にあげる被害者の精神的・物理的反応は、被害の直後に表れることもあれば、 何ヵ月も、ときには1年以上も経過してから突如として表れることもあります。 反応が持続する期間も人によってさまざまです rape 被害によって引き起こされる行動の変化 ●他人を信じられない、この世の中では安心して暮らせない、という感情を持つ ● 外出しない、学校や職場に行けない、大勢の人がいる場所を避ける ● ひとりきりになることを避ける ● 男性と対面・接近できない、部屋やエレベーターなどでふたりきりになるこ とを避ける ● 事件を思い出させる場所を避ける ● 犯罪報道を見たくないため、新聞やテレビを見なくなる ● いつも過剰に警戒している、住所や電話番号を変える、職場を変える ● 恋人やパートナーと性的な関係を持てない ▲△▽▼ ヴィクトリア朝時代に「精神分析」を提唱したジグムント・フロイトはヒステリー(解離性障害・PTSD・パニック障害などの神経症)の原因が、抑圧と性的原因にある、と提唱しました。 が、彼の言は、後に性的虐待(sexual abuse セクシャル・アビューズ)を子供の願望によるものとし、20世紀後半になるまで、虐待を受けた子供達を苦しめることになります。 ヒステリーのある女性には幼児期に性的な体験があり、これを引き起こすのが「エディプス・コンプレックス」だとはフロイト言いました。 幼い子供は親に支配されるものです。 子供にとって親しか頼れる人はおらず、親元が安全な場所なのです。 だから、親から虐待を受ければ、深い傷を受け、居場所を無くしてしまいます。 性的虐待を犯す父親は大人として未熟です。 幼児性愛やストレスなどにより、力でもって子供を踏み躙ります。 それに対して母親は弱い人間で、何も言えない母親は夫と娘の関係を見守るだけです。 娘を女だと思って嫉妬したりする母親は、娘を罵り父親とともにさらに傷つけます。 父親などの絶対者に 「これは夢だからね」 とか 「お母さんや他のひとに言っちゃだめだよ」 などといわれたら、子供は従わずにはおれません。 こうして虐待は繰り返され、子供の傷は深く、潜在化していきます。 幼い頃に受けた心的外傷はその人の人生を崩壊させます。 被害者(サバイバー)は人間不信に陥ってアダルトチルドレンとなってしまい、酷い場合だと自殺してしまう可能性もあります。 また、幼い頃に受けてしまった傷を、人間は知らず知らずのうちに繰り返してしまったりします。 虐待の現場が夢となって何度も現われ、またずっと続く現実に子供自身が順応してしまい、まるで愛人のような慣れた様相を見せてしまうこともあります。 傷がトラウマになった事象を人生に再現させたりします。 が、傷が子供の自我をねじれさせてしまったために起こったことで、子供の真実の本意ではないのです。
|