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(回答先: 法律は、上級国民の命令である。従って、上級国民は、法律に従わなくていい。 投稿者 中川隆 日時 2021 年 7 月 18 日 09:49:23)
旭川の教育の荒廃も内地との経済格差から生まれ、それが旭川そのものを荒廃させていく
旭川の学校内で、ドラッグ、レイプ、殺し合いが行われるように……
コロナ禍で経済格差は広がる一方だ。日本の富裕層は金融緩和による資産バブルで恩恵を得ているが旭川人は仕事をなくして食べていけなくなっている。
経済格差はどん底《ボトム》に落ちた旭川人を追い詰めるが、子供たちもまたその影響から逃れることができない。
格差が広がると、教育もまた崩壊していく。最初にそれが指摘されたのはアメリカだった。アメリカではレーガン大統領時代に入ってからレーガノミクスという今で言うところの「新自由主義」「市場原理主義」を取り入れた。
その結果、国民の間で格差が急激に広がり、金持ちの子供は私立に、貧困層の子供は公立に通うという分離が出来上がり、貧困層が集まる公立校が急激に荒んでいった。暴力が蔓延し、学級崩壊し、いじめも急激に増加した。
それを嫌って金持ち層がますます公立校を避けて私立に向かうようになり、教師も逃げ出したので、さらに公立校が荒廃していった。そして生まれたのが「暴力教室」の出現である。
学校内で、ドラッグ、レイプ、銃撃戦が行われるようになり、授業が成立しなくなった。しかし、そうだと分かっていても、貧困層は公立の学校に子供を通わせるしかない。市立では学費が払えない以上、選択肢はないのだ。
教育が所得で分離し、教育の荒廃がアメリカに大きな影を落とすようになった。経済格差が子供たちの学力の差となり、それが子供たちの人生に大きく悪影響を及ぼすようになったのだ。
経済格差と教育の劣化は比例して起きる現象である
経済格差と教育の劣化は比例して起きる現象だ。経済格差が大きい国であればあるほど教育の劣化は大きくなる。親の資産によって子供たちが通う学校が分離し、底辺の子供たちは学級崩壊しやすい環境になるからだ。
貧困層の子供たちは親が教育熱心ではなく、子供の面倒をきちんと見ないこともある。その結果、子供たちは荒れていく。それがそのまま学校の荒廃につながる。貧困層の子供たちが通う学校が学びの場でなくなっていく。
特に、誰でも受け入れなければならない公立校で事態は深刻化する。とすれば、貧困層が特に多い旭川もまた公立校は暴力にまみれていくことになるというのが分かるはずだ。
日本は1980年代から2010年代まで「ゆとり教育」を行ったために、しっかりとした教育を受けるには塾へ通うことが当たり前の時代となった。その「塾通い」は、すなわち教育費の増大へとつながっていった。
また、体罰も禁止された。体罰については賛否両論も強いが、それが厳格に禁止されると、秩序を乱す生徒がいても教師は最後の手段が取れない。
口で言っても言うことを聞かない子供は、どこにでも一定数はいる。そういった暴力傾向の強い子供たちを放置するのは学校を無法地帯にするのと同様だ。だから、生徒を退学させることのできない公立校が暴力教室へと変貌していく。
そういった環境での教育は質の低下が著しいので、最終的に教育は破綻する。教育を満足に受けさせるためには私立校の進学が必須になるが、私立校こそが教育費の増大に拍車をかけるものだ。
その結果、中流以下の家庭は荒廃した公立校に向かい、質の悪い教育しか受けられなくなる。それは子供たちの知的レベルの低下につながるので、ますます経済格差は固定化されるという現象と化す。
貧困社会の次は暴力社会がやってくることを自覚せよ
旭川はすでにその悪循環にはまっている。旭川のどん底《ボトム》の若者たちは、ほとんどが良質な教育を受けられなかった人たちであるが、コロナ禍が終わったらますますどん底《ボトム》の若者たちは増えるのだ。
しっかりとした教育が受けられなかった人、あるいは経済的な事情で低学歴のまま社会に出た若者ができるのは、その多くが非正規・肉体労働・単純労働だけである。これらの労働環境では豊かになるのは難しい。
当然、自暴自棄に落ちる若者も出てくる。一瞬の怒りで引き起こされる暴力や短絡的な事件も加速度的に増えていく。社会のどん底で暴力が渦巻くようになるのは、どこの国でも同じだ。
日本人はあまり考えていないようだが、貧困社会の次は暴力社会がやってくることをよく認識すべきだ。教育がなければ成り上がることもできない。単純労働ではその日暮らしが精一杯だ。
必死で働いたところで、教育がない以上、もはや手遅れであることだけは分かっている。そんな環境に置かれたとき、人間がどのように変質していくかを今から研究しておくべきだろう。
間違いなくどん底《ボトム》で暴力が台頭していくのである。
これは、誰にとっても他人事ではない。教育と常識を学ぶことができず、自暴自棄に陥った人間がまわりに溢れるからである。旭川の社会がそういう子供たちを大量に生み出すことになる。
将来に希望が持てない人間は、鬱々とした不安や、絶え間ない失意や挫折感でいっぱいになる。そして、毎日そのような挫折感と折り合って生活しなければならない。そこに芽生えてくるのが自暴自棄な感情と、反社会的な破壊欲求だ。
衰退と貧困と絶望の旭川がやってくると予測しなければならない
旭川人は旭川がいつまでも日本であると思っている。そうだろうか……。
旭川で非正規雇用者、ニート、引きこもり、生活保護受給者がどんどん増えていることを見ても分かる通り、今後は旭川の底辺層は想像以上に増えていき、それが旭川の標準的な光景になっていく。
そんな中、未来がない状態で生きることになる若者たちの心理は、不満と破壊衝動でいっぱいになっても仕方がない。
何しろ、社会の底辺をさまようだけで、そこから逃れたくても逃れられないのだ。自暴自棄になった男はアルコールとギャンブルに溺れていくし、女は身を持ち崩して売春や風俗へと向かっていく。
そして、「手っ取り早く金を儲けたい、それしかない」という気持ちになっていくと、投機や、詐欺や、強盗が頭によぎることになる。
もはや旭川で景気が良くなるなどと、甘い夢を見ていてはいけない。それよりも、衰退と貧困と絶望の社会がやってくると予測しなければならない。
中国人に不動産を買い占められた旭川は日本でいられないだろう。すでに教育を受けられないで社会のどん底《ボトム》でもがいている旭川の若者たちは旭川を日本だと誰も思っていない。
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