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(回答先: 政府が救済する弱者と言うのは中小企業や零細経営者の事で、その会社でブラック労働させられている労働者は絶対に救済しない 投稿者 保守や右翼には馬鹿し 日時 2023 年 2 月 14 日 09:18:40)
サマーズ氏、日銀の新総裁によるイールドカーブコントロール廃止を示唆
アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、Bloombergのインタビューで日銀の新総裁となる植田和男氏について語っている。
日銀の政策はどうなるか
今回のサマーズ氏のコメントの中で、本音が表れていたのは新総裁がどういう問題に直面するかについて語った部分である。
サマーズ氏は次のように言っている。
日本はこれから非常に難しい問題に直面することになる。イールドコントロールを永遠に続けることが可能だとは思えない。
さらっと言っているが非常に重要な部分であり、要するに日銀は長期金利に上限を設定しているイールドカーブコントロールを続けられないと言っているのである。
日本のインフレと長期金利
2022年、日本国民がインフレに苦しんでいる中、誰も理由は分からないがインフレを目指して金融緩和を続けてきた黒田総裁は、量的緩和による円安を通して見事にインフレ悪化を実現した。日本のインフレ率は現在4%である。
日銀はイールドカーブコントロールによって長期金利の上限を0.25%に設定してきたが、当然ながらこの低金利を続けるとインフレが止まらなくなる。それで黒田氏は、恐らくは政府の圧力によって、金利上限を0.25%から0.5%に上昇させることを余儀なくされた。
ちなみに黒田氏はその政策変更を「利上げではない」と主張しているが、はっきり言って意味不明である。彼はインフレ率が4%である現状を見て、インフレ目標が達成できていないことが残念とも述べており、誰か彼の言語を筆者向けに翻訳してほしい。
結論
いずれにせよ黒田氏は居なくなる。そしてサマーズ氏は、黒田氏に世辞を贈りながら、同時に黒田氏のやっていたことが持続不可能だと言っている。
誰がどう言おうが、 誰も何も言わなかろうが、インフレ時に緩和を行うのは狂気の沙汰である。
そして新総裁の植田氏はそれを知っている。
彼はアベノミクスの間違いを指摘されたくない自民党安倍派へのリップサービスとして「現在の金融緩和は適切」と言っているが、植田氏は少なくともある程度まともなマクロ経済学者であるので、金利を上げなければインフレが止まらないことを理解している。
投資家にとって重要な点はそこである。それがドル円と日経平均を動かすからである。
- インバウンドの様な無意味な需要は増やしてはいけない _ 生産量を二倍にしても所得は大して変わらない、公共事業を増やしても… 保守や右翼には馬鹿し 2023/2/16 08:59:49
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- 政府が救済する弱者と言うのは中小企業や零細経営者の事で、その会社でブラック労働させられている労働者は絶対に救済しない 中川隆 2023/2/20 17:29:38
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- デデフレと日本国崩壊の真因は大きな政府と輸出主導経済にある、消費税も輸出企業だけを優遇するのが目的 中川隆 2023/2/20 17:23:38
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- 貨幣のプール論は正しい、というのが経済学の定説 保守や右翼には馬鹿し 2023/3/08 06:46:52
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- 金融緩和・財政出動すると民間銀行が多数破綻する 保守や右翼には馬鹿し 2023/3/12 10:20:01
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