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(回答先: 日銀当座預金も民間銀行の預金も何時でも幾らでも引き出せるから、そういう現金の引き出し方を信用創造と言っているんだよ。 投稿者 中川隆 日時 2022 年 1 月 20 日 04:16:37)
貨幣はいくら発行してもいいよ、貨幣価値が発行量に比例して減るだけだ。但し、貨幣発行してから実際にインフレになるまで10年ないし20年かかるから、インフレになった時には既に昔金融緩和したという事実を誰も覚えていないだけさ:
古典派経済学の貨幣数量説・貨幣の中立説
貨幣中立説は、歴史的には大航海時代以後にスペインなどが重金主義を採用したことによる反動ともいえる。
重金主義とは、貿易などを通じて貴金属や貨幣を蓄積することにより、国富を増すことを目指す経済思想や経済政策の総称。
一方、古典派経済学の貨幣中立説は貨幣量の増減は物価にだけ影響を与え、生産活動や雇用の増減などには影響を与えないとする説。 中立説によれば、貨幣は社会的な分業や効率性をもたらす以上の役割はない。経済活動の本質は物々交換であり貨幣はその仲介を行っているにすぎず、貨幣量の増減は貨幣錯覚による混乱をもたらすが国富・国民経済の観点では中立的であり、国富の増大には貨幣量の拡大ではなく生産・供給能力の増強によるべきとした。
貨幣数量説は貨幣の中立性を前提にしており、物価の乱高下は流通貨幣量の管理によって押さえ込むことができるとする。管理通貨制度が定着する以前は、社会に存在する貨幣の総量は誰にも計測できず、金塊が採掘されるなり、難破などの事故により貴金属が喪失するといった確率現象や、貯蓄のために金塊を退蔵するといった個々人の経済行動は、物価に対して深刻な影響を与える要素であった。
ルーズベルトやニューディーラーは古典派経済学・マルクス経済学の系統で、ソ連の5か年計画を真似してニューディール政策を行っています。ルーズベルトやニューディーラーは勿論 緊縮財政派です。
長期的には貨幣の中立性は成立し、金融政策は実体経済に影響を与えず、ただ名目変数を動かすだけであるという点では、新古典派経済学、マネタリスト、ニュー・ケインジアンの見解は一致しています。
一方、ケインズやMMT学派は古典派経済学・マルクス経済学の貨幣数量説・貨幣の中立説を否定して、金融緩和や財政出動が経済を変えると思っているのですね。 1970年代までは欧米政府はすべてケインズ政策に基づいた経済政策を行っていましたが、悉く失敗したので。経済政策をハイエクの自由主義経済と財政均衡主義に変えたのです。
しかし、MMT論者はそういう経済の流れを全く知らず、重商主義とケインズ・MMT学派と新自由主義の三つしか考えていないのです。この現代に既に大失敗したケインズ政策をもう一度繰り返す事に意味は無いのですけどね。
- 貨幣の中立説 _ インフレ・デフレに影響する国内商品市場での購買に使われるお金はマネーストックやマネタリーベースとは関係… 中川隆 2022/1/21 19:07:42
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- ドルは既に紙kuzuになっている 中川隆 2022/1/21 17:20:19
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- 金融緩和・財政出動すると20年後、30年後にデフレ・スタグフレーションになるんだよ 中川隆 2022/1/24 16:03:25
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- 金融緩和・財政出動すると20年後、30年後にデフレ・スタグフレーションになるんだよ 中川隆 2022/1/24 16:03:25
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