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「(世論が)影響しないと言ったらば、そんなことはない」
福田官房長官は14日の記者会見で、米国がイラクへの武力行使に踏み切った場合の政府の態度についてこう語った。「世論の動向に左右されて正しいかというのは、歴史の事実をみればそうでない場合も多々ある」との小泉首相の発言から、軌道修正した形だ。
朝日新聞の世論調査では、78%が武力行使には反対。先の首相発言に対しては、政府・与党内からも「表現がまずかった」との声が出ていた。もっとも、政府としては米国の武力行使を支持するのは既定路線。福田氏は「状況の変化で(世論の)判断基準も変わってくることは、往々にしてある」と付け加えることも忘れなかった。
(03/14 11:57)