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【ワシントン14日共同】米政府は14日、ブッシュ大統領が国連安全保障理事会で協議している対イラク武力行使容認の修正決議案問題を打開するため、大西洋のアゾレス諸島で16日に、ブレア英首相、スペインのアスナール首相との3カ国緊急首脳会談を開催することを明らかにした。
軍事力によるイラク武装解除を目指す安保理主要国首脳の協議。ロイター通信によると、ホワイトハウスはこの首脳会談が「最終的な外交努力」と位置付けている。
3カ国首脳は武装解除の最終期限などについて協議。引き続き武力行使容認決議の採択を目指して外交努力を継続するか、断念して決議案を取り下げるかについて判断をするとみられる。取り下げの場合は米英の一方的な攻撃が秒読み段階に入る。
修正決議案をめぐる交渉は、拒否権行使を辞さないフランスに対し米英が「棄権」するよう説得し、採択に必要な安保理理事国15カ国のうち9カ国の支持を獲得できるかが焦点。ブッシュ政権は13日、9カ国賛同の見通しが立たないため、決議案の採決見送りを示唆している。