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イラク問題をめぐって国連安全保障理事会の混迷が続くため、機能不全に陥った安保理に代わって国連総会が行動する「平和のための結集」を行使することを非同盟諸国が提案している。議長国のマレーシアが12日までに安保理に打診した。武力行使を容認する米英の修正決議案が否決され、「安保理の総意」が示せなかった場合に、総会がその役割を肩代わりしようという提案で、米英が同調国と一方的な武力行使に出ることを阻む狙いがある。
「平和のための結集」は、安保理が常任理事国の間で合意をつくれず、平和への脅威や侵略行為に対して行動できないときに「総会が肩代わりする」もの。15安保理理事国のうち9カ国の賛成か、国連加盟国の過半数の賛成で行使できる。極めてまれな方策で56年のスエズ動乱の際などに行使された例がある。
イラクの査察継続を主張する非同盟諸国は、米国の安保理を軽視した軍事行動を警戒。決議案が否決された場合、戦争を阻む最後の手段として、安保理を「機能不全に陥った」と断定し、ただちに安保理に働きかけて「平和のための結集」行使を決め総会での論議に持ち込みたい構えだ。 (03/14 12:17)