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炭疽(たんそ)菌の感染者30万人。サリンによる死者3000人――。米国とイラクの戦争の展開次第ではイラク国内や周辺諸国で深刻な人的被害が出る、と米シンクタンク自然資源防衛評議会(NRDC)が13日、試算結果を発表した。攻撃を急ぐのではなく、大量破壊兵器の査察体制を強化するべきだとしている。
イラクが持つ兵器の資料や詳細な衛星写真をもとに複数のシナリオを想定。それぞれの人的被害について、戦争やテロの被害予測に使う米国防総省のコンピューターモデルで試算した。
例えば、バグダッド近郊の生物兵器工場が破壊され、0.5キロの炭疽菌が漏れた場合、風向きが悪ければ30万人以上が感染する。30キロの炭疽菌をクウェート市の上空50メートルから飛行機でまけば、80万人が感染する恐れがあるという。
一方、イラクが計225〜500キロのサリンを弾道ミサイルでイスラエルやクウェート、サウジアラビアの大都市に撃ち込んだ場合、1万5000〜3万1000人がサリンに触れ、2100〜3000人が死亡するとしている。
NRDCのトーマス・コクラン部長は「イラク周辺に20万人以上の兵力が展開しているのに、大量破壊兵器の査察に当たるのは200人ほどだ。性急に攻撃するよりも、査察体制をもっと強化して隅々まで調べるのが先決だ」と話している。
(03/14 10:42)
★ 参照書き込み
『取材記者が奇妙な発言:米英軍はイラク攻撃で「生物化学兵器」を使用する!? [BBCニュース]』
(http://www.asyura.com/2003/war25/msg/883.html)