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【パリ福島良典】フランスのドビルパン外相は13日、イラク攻撃回避の条件としてフセイン政権に6項目の要求を突き付けた英国の提案を拒否し、イラク側に30〜45日の猶予期間を与える中間派の外交努力を支持する姿勢を表明した。シラク仏大統領はすでに「最後通告」を伴う武力行使容認決議案には拒否権を行使する方針を明言している。
ドビルパン外相は13日、英国提案について声明を発表し「英国提案は国際社会が突き付けた問いに答えていない。武力行使の前にイラクにわずか数日の期間を与えるという問題ではなく、査察による平和的な武装解除(大量破壊兵器の廃棄)を断固として進めることだ」と反対を表明した。
米英スペインが共同提案した武力行使容認決議案への最終的な態度を決めていない中間派6カ国は、国連査察を30日から45日延長する妥協案をまとめている。ドビルパン外相は声明で「フランスは、イラクに対して武装解除を履行するための現実的な猶予期間を与えようとしている安保理メンバーの努力を支持する」と述べた。
[毎日新聞3月13日] ( 2003-03-13-21:10 )