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日本を公式訪問中のブルガリアのソロモン・パシ外相は13日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じ、「国連安保理で新決議案が採択されなくても、イラクに対する武力行使を支持することは可能」と述べた。ただ、最後まで平和的解決を探る考えを示した。【聞き手・会川晴之】
――ブルガリアは国連で英、米、スペイン案を支持するなど武力攻撃容認派です。新決議案採択がない場合の対応は。
◆国際社会が一致してフセイン・イラク大統領に圧力をかけることで平和的な解決が図られることを望む。ブルガリアは2月末の国会決議で、新決議案の採択がなくても武力行使を容認することは可能だ。しかし、英国が示した案は、危機を解決に導く可能性があり、詳しく検討している。今回の来日でこの問題に関する日本とブルガリアは共通点が多いと感じた。
――武力行使を容認する背景は何でしょう。
◆(イラクは)大量破壊兵器の問題など国連決議に違反している。また20億ドル(約2300億円)の債務の支払いに応じず、ブルガリアは経済的な打撃を受けている。
――軍の対応は
◆アフガニスタンには150人の生物・化学兵器の専門部隊を派遣した。今回も周辺諸国に部隊を派遣する用意がある。またブルガリアの領空通過を認め、基地提供を申し出ている。
――東欧諸国は一致して米国を支持しています。なぜですか
◆東欧諸国は長く独裁政権下にあり、20歳以上の人々は反独裁の考えが強い。西欧には、その経験がない。ブルガリアの体制変革は、西側諸国の支援があってこそ達成できた。支援がもっと以前からあれば政権交代はより早かったかもしれない。独裁政治が外からの圧力なしに自壊すると考えるのは幻想に過ぎない。
[毎日新聞3月13日] ( 2003-03-13-22:31 )