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【メキシコ市・藤原章生】堀村隆彦・駐メキシコ大使は11日、毎日新聞と会見し、小泉純一郎首相がメキシコのフォックス大統領とイラク攻撃をめぐり電話協議した点について「メキシコは他国への不干渉という外交の伝統から、イラク攻撃を容易には支持できない立場にある」との見方を示した。
大使は「メキシコは米国などに干渉されてきた自国の歴史から、憲法にも不干渉主義の原則がうたわれている。このためイラク問題では常に平和的解決を模索しており、一方的な軍事攻撃には賛成できない姿勢を維持している」と語った。
テレビなどの世論調査によると、メキシコでは国民の8割以上が米国によるイラク攻撃に反対している。
小泉首相は11日の電話協議でフォックス大統領に対し「(英米が安保理に提出した)17日期限の修正決議案が国際社会の最後の努力と理解する必要がある」と説いた。これに対し大統領は「我々は独立した立場をとっており、分断した安保理が一つに収れんするよう努力する」と答えるにとどめた。
[毎日新聞3月12日] ( 2003-03-12-20:53 )