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(回答先: ロシア外相、拒否権行使の方針を説明=川口外相が電話会談 [時事通信] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 12 日 22:57:05)
来日中のロシアのマメドフ外務次官は12日、米国が国連安全保障理事会で採決を求めているイラク攻撃を容認する修正決議案について「ロシアは拒否権行使を避けたい。外交交渉の破たんを意味し、軍事行動だけが残る」と述べた。
米国によるイラク攻撃は避けられないとの観測が高まる中、ロシアが米国との全面対決を避け、最終的には拒否権行使を見送る可能性を示唆したものとみられる。都内で共同通信などに語った。
次官は「ロシアは査察継続を求めており、新たな決議は不要」と主張。米国のイラク攻撃は「中東および世界全体が不安定化する」と批判した。しかし、戦争が始まれば「その悪影響を最小限に抑えて、事態を再び政治、外交交渉の場に戻すことに全力を挙げる」と述べ、開戦後は事態収拾に向け米国との協力を模索する考えを示した。
各国間でイラクの武装解除期限を延長する案が浮上していることについては「最後通告に何日猶予を付けても意味がない」と不支持を言明した。〔共同〕 (19:00)