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(回答先: Re:内政干渉を行う愚? 投稿者 オリハル 日時 2003 年 3 月 12 日 19:49:11)
オリハルさん、こんばんわ。
>「内政干渉を行う愚」とおっしゃいますが、フセインがクルド人を虐殺した事実はよ
>く知られていると思います。これを私はイラクの「政治」であるとは思えません。
>従って、内政干渉の範疇で語ることは難しいと思う。
クルド人の歴史悲劇も、西欧諸国による中東分割支配に端を発しています。
それまでは、近代国家的意味での国家や国境もなかったのです。
それは別として、「フセインがクルド人を虐殺した事実」についても、対象となったクルド人がどのような行動を起こしたのかを吟味する必要があります。
フセイン氏は「近代国家」の統治者であり、反乱があれば鎮圧するのは法的に正当な行為です。(毒ガスを使ったのは行き過ぎですが、それを情報面でサポートしたのは米国です)
反乱分子を虐殺したことが攻撃や辞任の事由になるのなら、北アイルランドで「アイルランドと併合」を求めている勢力を虐殺し続けてきた英国やその歴代首相もその対象になります。
スペインもバスク問題で同じ責を負います。
(南北アメリカで展開された大虐殺や大収奪についてはこの関連で取り上げませんが)
いろいろな情報操作や価値判断の押し付けが行われています。
様々な出来事を一歩引いて冷静に考えることが求められていると考えています。
※ 私は、フセイン氏を世界支配層の“お仲間”だと思っていますが、それと、侵略戦争や辞任と結びつけることはしたくありません。