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03/11 21:08 放射性物質のテロ対策協議 IAEAが国際会議 外信106
【ウィーン11日共同】放射性物質を空気中にまき散らす「汚い
爆弾」など核テロの脅威が世界的に高まる中、医療、産業用のセシ
ウム、コバルトなど放射性物質(放射線源)を使ったテロ対策に関
する国際原子力機関(IAEA)の会議が十一日、三日間の日程で
始まった。
国際条約などによって厳しい規制下に置かれている原子力発電所
の核物質と異なり、こうした放射性物質の管理は日本も含め事実上
放置されてきており、今回が国際的な規制枠組み作りに向けた初の
本格的な国際会議となる。
会議の冒頭、IAEAのエルバラダイ事務局長は「最近もテロリ
ストによる放射性物質を用いたテロ計画が明らかになるなど、放射
線源の管理強化は緊急の問題だ」と指摘。米国のエーブラハム・エ
ネルギー長官も「汚い爆弾によるテロの危険性は全世界共通で国際
的な取り組みが必要」と強調した。
会議にはこのほか、ロシアのルミャンツェフ原子力相など百二十
数カ国から原子力担当の当局者や専門家など八百人以上が参加。放
射性物質の管理の現状を報告、規制強化について討議する。最終日
には合意事項を確認、今後のIAEAでの協議に反映させる予定。
IAEAは、全世界で使用されている数十万の放射線源のうち、
二万以上は致死量以上の放射能を含み、テロリストが入手すれば「
汚い爆弾」に転用される可能性があると警告している。
(了) 030311 2107
[2003-03-11-21:08]