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[ロンドン 11日 ロイター] ブレア英首相は、ロシアとフランスに、イラクへの武力行使を容認する新たな決議案に拒否権を発動しないように呼び掛けるとともに、欧州諸国に対し、米国とたもとを分かつことは極めて危険、と警告を発した。
ポルトガルのデゥラオ・バロゾ首相との会談後、首相官邸で記者団に述べたもの。
ブレア首相は、「わたしの懸念は、すべての状況において各国が拒否権発動の話をすれば、サダム(フセイン・イラク大統領)に、危機は脱した、とのメッセージが送る結果になるということだ」と語った。
同首相はまた、半世紀にわたり欧州を支援してきた同盟国である米国との決別は、極めて危険だと指摘。その上で、欧米は再び一緒になれる共通の立場を見つけなければならない、と述べた。