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【ニューヨーク10日共同】国連安全保障理事会は10日夕(日本時間11日朝)、イラク問題で非公開会合を開き、11日午後3時(日本時間12日午前5時)から、日本も含む安保理の非メンバー国が参加した公開討論会で広範な協議を行うことを決めた。米英両国の国連大使は対イラク修正決議案の採決を11日には行わないことを記者団に言明、多数派工作の行き詰まりから同日の採決を断念。早くても13日以降の週後半となる公算が大となった。
フライシャー米大統領報道官は10日、米英提案の対イラク修正決議案の内容が「精査されている」と述べ、再修正を検討、採決がさらに先延ばしされる可能性を示唆した。
フランス、ロシア両政府がこれまで以上に決議案採決での拒否権行使に踏み込み、態度未決定の「中間派」のパキスタンが反対姿勢を強めるなど、米英は追い込まれた形となった。ブッシュ米大統領は中国など8カ国首脳と相次ぎ電話会談、最後の説得に努めている。