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http://www.asahi.com/special/iraq/TKY200303100012.html
米軍基地使用容認の与党党首当選 トルコ国会補選
トルコ南東部のシイルト県で9日、国会議員の補欠選挙(定数3、比例代表制)が投開票され、地元テレビの推計結果によると、与党・公正発展党(AKP)のエルドアン党首が当選を決めた。同党首はイラク攻撃に備えて米軍の基地使用容認を訴えており、今後ギュル首相と交代して新内閣を率い、先に国会が否決した米軍駐留案の修正案を国会に提出する公算が大きい。
米国はトルコ国会の反対で米軍駐留が遅れ、イラクへの北からの攻撃作戦に支障が出ているとして、トルコ政府に国会による駐留承認の早期獲得を強く求めている。しかし、首相交代や新内閣発足には数日を要するとみられ、地元メディアの報道では、修正案の国会提出はその後になりそうだ。
エルドアン党首はイスタンブール市長時代にイスラム勢力を扇動し、有罪判決を受けた経歴から昨年11月の国会選挙に立候補できず、ギュル副党首が首相に就任していた。昨年12月に国会が国会議員の欠格条項を改正、エルドアン党首も立候補できるようになり、選挙結果が無効とされたシイルト県の補選に立候補していた。 (03/10 09:59)