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査察団は「進展」の追加報告
【ワシントン7日共同】ブッシュ米大統領は米東部時間の六日夜(日本時間七日午前)、ホワイトハウスで記者会見し、国連安全保障理事会での対イラク攻撃を容認する新たな決議案について「数日間」で表決にかける意向を表明。「外交努力は最終局面にある」と明言し、攻撃決定が迫っていることを強く示唆した。
大統領は「安全保障に関して米国は誰の承認もいらない」と述べ、決議案が否決されても開戦に踏み切る方針を強調。「イラクを武装解除し、政権を交代させる」と語り、フセイン政権打倒を明言した。
一方、対イラク査察を進めている国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は七日午前(同八日未明)、安保理外相級会合で最新の査察結果を追加報告する。
委員長はミサイル「アッサムード2」の廃棄など武装解除で一定の進展があったことを強調し、査察継続の必要性を示唆しながらも、「未解決の問題点」を提示、最終的判断を安保理に委ねる意向だ。
報告を受け各理事国は声明を読み上げた後、午後の非公開協議で武力行使容認決議案について本格論議する。ブッシュ大統領の昨年九月の国連演説以来、安保理で続いたイラク問題をめぐる協議は最大のヤマ場を迎える。
ブッシュ大統領は六日の会見で、同決議案について「投票を求める。各国は手の内を明かす時だ」と述べ、フランスなどに拒否権を行使させることも辞さない姿勢を明確にした。
大統領は攻撃決定はまだ下していないとしながら、「脅威に対処せず、最後の手段としてさえ武力行使を拒否すれば、容認しがたい危険を背負い込む」と警告し、査察継続案には反対の姿勢を強調した。トルコが米軍の駐留を拒否していることも、米軍の作戦遂行を困難にしないと明言した。
(了) 03/07