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トルコ国軍のオズキョク参謀総長は5日、国営テレビなどを通じた異例の声明で「(イラク)戦争に参加してもしなくてもトルコが被る結果は同じ。米側についた方が被害を最小限に抑えられる」と述べた。国会は先に対米軍事協力案を否決したが、政府は対米協力を盛った修正案を検討しているとされ、軍トップの発言はこれを後押しするものだ。
政治にも大きな影響力を持つ参謀総長は「(イラクの)北からの戦線が開かれれば、戦争は短期で終わるだろう」と述べ、トルコ経由でイラク北部に兵力を投入しようとしている米軍への協力を表明。さらに「国益を守るため」、トルコ軍がイラク北部に展開し、クルド勢力を牽制(けんせい)する必要性を強調した。
トルコ国会が1日に政府の対米軍事協力案を否決した後、米側はトルコの協力が得られなければ、これまでにトルコ政府と合意した巨額の経済支援案を撤回することを表明。トルコ経済界などから「対米関係は悪化し、経済的損失を受けるだけ」と批判する声が出ていた。
政府与党、公正発展党(AKP)は対米軍事協力の修正案提出の時期を明らかにしていないが、当地の報道によると、エルドアン党首が立候補している9日のシイルト県での国会補選後が有力視されている。
(03/06 19:04)