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【ワシントン=永田和男】ラムズフェルド米国防長官は6日、米国と韓国が共同で行っている対北朝鮮防衛について、将来的に韓国軍がより主導的な役割を果たすべきだと述べた。在韓米軍は撤退させるか、現在展開する軍事境界線付近から韓国南部に移動させたいとの考えも改めて表明した。
ラムズフェルド長官は国防総省職員らとの対話集会で、「韓国は北朝鮮の25―35倍の国内総生産(GDP)があり、(対北朝鮮で)必要な抑止を行える十分な能力も持っている」と指摘。在韓米軍については再編成のうえ、次第に補助的な役割を担うようになるとの見通しを示した。
そのうえで「想像するに、我々の軍隊を帰国させるか、あるいは半島のずっと南部かまたは近隣地域に移動させるといった調整を行うことになるのではないか」と述べ、在韓米軍の撤退か少なくとも対北朝鮮防衛の前線からは外すべきだとの考えを示した。
長官は先月13日の議会公聴会でも在韓米軍の削減や移動の可能性に言及しており、北朝鮮を巡る軍事情勢が緊迫する中で、米軍要員や施設が北朝鮮の攻撃の標的となる事態に懸念を強めているものと見られる。
(2003/3/7/22:57 読売新聞 無断転載禁止)