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イスラエル軍がガザ北部に侵攻、11人死亡
【エルサレム=当間敏雄】イスラエル軍は6日未明、ガザ地区北部のパレスチナ自治区ジャバリヤ難民キャンプを武装ヘリで爆撃したうえ、戦車などで侵攻した。パレスチナ側情報によると、この攻撃でパレスチナ人11人が死亡、100人以上が負傷した。うち8人は軍の攻撃で炎上した家具店の周辺で消火作業を見守っていた一般住民らを戦車が砲撃した際の死者という。軍側は群衆への砲撃を否定している。
イスラエル北部ハイファでは5日、路線バスの乗客ら15人が死亡、40人以上が負傷する自爆テロが発生しており、これに対する報復、過激派掃討を狙った軍事作戦と見られる。
攻撃に先立ちイスラエルのシャロン首相は5日夜、治安閣議を緊急招集。ガザ地区とヨルダン川西岸を完全封鎖し、パレスチナ人がイスラエルに入ることを当面禁止する措置を決めた。同難民キャンプはイスラム原理主義組織ハマスの拠点とされる。
警察当局によると、第2次シャロン政権が発足して初となるハイファの自爆テロ現場からは、犯人のものと見られる身分証と遺書が発見された。ヨルダン川西岸ヘブロンのパレスチナ人青年(20)のもので、青年はハマスの活動家という。遺書は米同時テロを称賛する内容。軍はヘブロンで青年の父親と兄弟2人を拘束した。(読売新聞)
[3月6日19時24分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030306-00000211-yom-int