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2003/3/5/01:29
【ワシントン=本間圭一】対イラク攻撃の準備を進める米政府が、イラクのフセイン政権打倒を視野に入れた「情報戦争」を本格化させている。政府高官や軍兵士の政権からの離反を促すため電子メールやチラシなどを多用し、フセイン体制の自壊を誘う戦略だ。
その一方で、米、英軍は飛行禁止区域での空爆を強化し、攻撃対象を拡大して連日実施。開戦に備えて、米、英、オーストラリア軍の特殊部隊がイラク国内に展開するなど、すでに対イラク戦をにらんだ軍事作戦が進行している。
米政府関係者らによると、米国防総省は最近、イラク政府高官や軍首脳に向けて、フセイン政権からの離反を促す電子メールを送信し、携帯電話にメッセージを入れた。米英軍は、イラク兵士に戦闘放棄を呼びかけるチラシを投下、その数はすでに800万枚を超えたという。また、米軍は放送専用機EC―130Eをイラク上空に飛ばし、アラビア語のラジオ放送で、兵士や国民にフセイン大統領への不服従を訴えている。
ブッシュ政権は、対イラク攻撃で犠牲者を最少に抑えるために、情報戦を重視している。イラクは約42万人もの総兵力があるうえ、バグダッドに集結を始めた共和国防衛隊との市街戦も予想されるだけに、米中央軍のウィルキンソン報道官は、「情報戦の目的は発砲せずに勝利することだ」と語る。だが、フセイン大統領も政権内部に動揺が走ると反政府勢力を粛清し、忠誠を誓う側近だけで軍首脳を固めるなど、体制引き締めに懸命。マイヤーズ統合参謀本部議長は「(情報作戦により)イラク政権幹部に動揺が出ているが、(フセイン大統領の)命令に抵抗するほどの兆候は見られない」と語っている。
一方、英紙デイリー・テレグラフは4日、英特殊空挺部隊(SAS)を含む英、米、豪軍の特殊部隊4000人以上が既にイラク国内の各地に潜入し、開戦に備えた偵察活動などを行っていると報じた。同紙によると、米英軍は今年1月に、イラク西部の砂漠地帯に潜入、その後、豪軍特殊部隊が加わった。イラク軍部隊の配置状況や攻撃目標の偵察、また、イラクが炎上させる可能性のある同国西部、北部の油田の監視などを行っているという。
また、ロイター通信によると、イラクの飛行禁止区域を警戒飛行する米英軍は最近、地対地ミサイル「アバビル100」など地上戦や近隣諸国攻撃に使用される可能性のある兵器・設備に対する空爆を開始、飛行禁止を強制するだけでなく、戦争に備えた空爆を実質的に開始しているという。
一方、兵力増強も検討中で、ラムズフェルド米国防長官は4日放送の英BBCテレビ・インタビューで、米軍6万人をペルシャ湾岸地域に追加派遣すると述べた。これにより、湾岸地域の米英軍は30万人を越える見込みだ。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030304i116.htm
★これは極度の内政干渉。というか立派な戦争行為。