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(回答先: イラク新決議阻止を確認 独仏ロ3国が共同宣言【頑張ってください】 投稿者 中央線 日時 2003 年 3 月 06 日 00:18:15)
フランス、ドイツ、ロシアの3カ国外相が5日、パリで会談し、イラク危機について「(国連安保理で)武力行使を容認する決議を通させない」と明記した共同宣言を発表した。仏ロは安保理での拒否権行使も辞さない構えを強調し、戦争への秒読みを開始した米英を強く牽制(けんせい)した。
宣言は、イラク問題について「査察団はますます効果を上げている」と評価。その例としてミサイル廃棄開始やイラク側からの情報提供の進展、科学者への単独聴取の実現などを挙げた。「査察を無期限に続けるわけにはいかない」とイラク側にくぎを刺したうえで、「査察による平和的解決は可能だ」と武力行使の選択を排除。「仏ロは安保理常任理事国として、あらゆる責任を果たす」と、拒否権行使を示唆した。また、「イラクの平和的な武装解除によって、パレスチナ問題打開の糸口も見えてくる。力による解決を排除し、武器管理、信頼醸成を進めることによって和平は可能だ」とも述べた。
ドビルパン仏外相は「国連は武力行使を認めることができる唯一の権威だ。国連のない世界を想像してほしい。それは平和な世界だろうか」と、単独でも攻撃に踏み切る姿勢を見せる米英を批判。ロシアのイワノフ外相も「単独行動に走れば世界の安定はない。中国も私たちと同じ見解だといえる」と話した。フィッシャー独外相は「現在の査察プロセスをどんな口実で突然やめて攻撃するのか、全く理解できない」と主張した。
また、米英がイラクの民主化を主張することについて、ドビルパン外相は「まず武装解除を達成できれば、展望は見えてくる。フセイン政権の体質を変えることは可能だ」と反論した。
会談は当初、仏ロで予定されていたが、この日朝になってドイツが急きょ参加を表明した。
(03/05 23:30)