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【アンマン4日共同】小泉純一郎首相の特使としてイラク訪問を終えた茂木敏充外務副大臣は四日、バグダッドからの帰路に立ち寄ったアンマンで記者団に対し、「人間の盾」としてイラクに残っている日本人九人について「事態は切迫しているので一日も早く出国してほしい」と述べた。
茂木氏は「(人間の盾への参加は)イラク危機の平和的解決を祈る気持ちの表れだと思うが、状況は危険だ」と強調。日本はイラクからの退避勧告を出しており、邦人保護の観点からも九人の出国を求めたいと語った。
同行した外務省の奥田紀宏・中東アフリカ局審議官によると、人間の盾の参加者は「ぎりぎりまでイラクに残りたい」と話しており、今後もバグダッドの日本大使館関係者らを通じて説得し、出国を促す方針。
茂木氏は五日朝(日本時間同日午後)の便でアンマンを出発、フランクフルト経由で六日に帰国する予定。