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(回答先: 宇宙からのメッセージに耳を傾けよ――スペースシャトル事故と迫り来るイラク攻撃 中澤英雄(東京大学教授・ドイツ文学) 投稿者 てんさい(い) 日時 2003 年 3 月 05 日 01:29:32)
*状況
この中澤氏の文章は「ブルッキングス研究所客員研究員の中野有氏」の文章を受けて書かれている。このシンクタンクの(多分)現所長は湾岸戦争時の駐日米大使だったマイケル・アマコスト。
この人物は旧および現ブッシュ政権と近く、CIAのエージェントとも言われている。これは最近掲示されたこのサイトのリンク資料のスカルアンドボーンズの対日政策の項を読むと興味深い。
http://asyura.com/2003/dispute8/msg/599.html
またこの記事の最後には、「世界人類が平和でありますように。May Peace Prevail on Earth」というメッセージが見られるのが興味深い。これは五井昌久が開祖の白光真宏会のスローガンである。この団体は世界救世教から派生したものであり、同様の団体に真光教団などがある。中澤氏は白光真宏会の信者または関係者のようであり、この団体の主要な海外拠点の一つはブルッキングス研究所と同じニューヨークにある。
白光真宏会の本拠地は静岡県富士宮市にあり、同じくここは他の巨大宗教団体および広域暴力団の本拠地でもある。これらの広域団体および真光教団は一連のオウム事件と関係があり、オウム事件はまたCIAと関係があると言われている。この記事で引用されているClark Shimatsu氏は1995年当時非常に優れたオウムウォッチャーであった。彼はこのことが原因でJapan Times Weeklyを追われている。
(当時のShimatsu氏の仕事の凄さがわかる資料)
http://technotrade.50megs.com/kok_website/fireworks4/duplicate_of_web_pages_for_aum/archipelago/ARCHIPELAGO.HTM
このような状況だけで、この記事がなんらかのディスインフォメーションであろうという臭いがしてくる。
* 内容
: スペースシャトル・コロンビアの「事故」に関してまず「偶然」としながら黙示録的な解釈をしているが、これはいわゆるキリスト教原理主義的である。これは同原理主義を批判する部分もあるこの記事の内容としては矛盾する。全体としてニューエイジ的な平和主義を標榜しているが、これも人工的な社会操作としてキリスト教原理主義と密接に関係する歴史がある。つまり、全体としてかなり「宗教的」な論評になっている。
: ジョン・レノンの「イマジン」を引き合いに出しているが、ビートルズ自体ももMI6等によるニューエイジ運動のための情報操作の道具として人為的に作り出された偶像でありCIAのMKウルトラ作戦の一部となっている。(資料サイトにリンクを試みたが潰されていた。)また、レノン婦人も偶然あのような立場になったというのは疑わしい状況証拠がいくつかある。
「イマジン」をモーニング・コールに望んだと書かれているマクール飛行士に関しては空軍の電子攪乱の専門家であり、またラモン飛行士に関しても同様および別の軍事的な任務で登場していたというのは、同じShimatsu氏の別記事にあることであり、(http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/252.html)中澤氏がこちらの原文は読んでいないとは考えにくい。
(中澤氏が引用しているのは"The Wrong Stuff"という記事のようです。)
無くなった7人のうち、この2人が特に真性の軍人であることから、とうていこの2人に関して宇宙に行って改心した「平和主義者」あるというように印象づけようとする中澤氏の文章は容認できない。
また最後に、「事故後、この選曲にイスラエル国民は驚いている。人間にはときどきこういう不思議
なことが起こる。ラモン氏は、意識の上では知らなかったが、心の奥深くでは自分の
死を予感し、覚悟していたのではなかろうか。」と言って「事故」をだめ押ししているようだが、真性の軍人ならば自分の「任務」が失敗したときの運命も予感できたのかもしれない。
そして、「だとすれば、宇宙から寄せられた宇宙飛行士たちのメッセージは、自分たちのいのち
とひきかえに地球人類に送った、「戦うな」「平和であれ」「人類は一つであること
を知れ」「これ以上地球を傷つけるな」というメッセージである。それはまた、天、
すなわち神の言葉でもあろう。」と結んでいる。
これは奇妙に宗教的であり、ニューエイジ思想とも言えるものだろう。
* 宇宙軍拡
ここに至るためにいろいろと一見善性の論評を行っているが、ただ一つだけ言及しないことがあり、それは「宇宙空間における軍拡」の問題である。これはClark Shimatsu氏が最も主張していることであり、彼を引用している中澤氏がこのことに言及しないのは非常に奇妙である。よって、中澤氏はこの宇宙軍拡問題から読者の注意を逸らすためにこの文章を書いた、もしくは書くことを要請されたと考えるのが妥当と思われる。
この観測は中澤氏が上記の状況から、意図的ではないにしろ、CIAの末端を担っているとした場合には納得できるもののように思われる。