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2003年03月05日(水)
米軍駐留でトルコ 修正案は2、3週間後
与党党首が補選出馬 首相交代の可能性も
【カイロ4日=村上大介】トルコ国会が対イラク戦に備える米地上軍駐留を容認する政府提案を否決した問題で、政府が修正案を再提出するにしても、早くて二、三週間後になるとの見方が強まっている。与党・公正発展党(AKP)のエルドアン党首が九日の国会議員補選で当選することが確実視されており、首相交代の可能性が強いためだ。
エルドアン党首は過去にイスラム的発言を公式の場で行ったとして有罪判決を受け、昨年十一月の総選挙への立候補資格を取り消され、AKPはギュル副党首を首相に立てて政権を発足させていた。しかし、一月に立候補資格を回復した同党首が九日の補選で国会議員となれば、ギュル首相は辞任し、早ければ今月中旬にもエルドアン政権が発足する見通しとなっている。
党執行部は、米国の緊急経済支援を失えばトルコ経済は完全に破綻(はたん)すると強い危機感を抱いているが、党内には、圧倒的な戦争反対の世論を受けて対米協力に慎重な空気も依然根強い。このためAKPが最終的に修正案提出に踏み切るかどうかは不透明で、エルドアン党首も「相応の時間をかけて判断する」との姿勢を示している。少なくとも新政権発足までは事態が膠着(こうちやく)することは間違いなさそうで、同党首は、国連安保理での新決議審議の行方などもにらんだうえで、対応を決めるものとみられる。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20030305/KOKU-0305-05-03-07.html