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[ワシントン 3日 ロイター] 米当局者や国防専門家によると、トルコが米軍駐留承認提案を否決したことで、開戦時期が3月終わりまたは4月初めにずれ込む可能性が生じるとともに、イラク北部の油田の権益をめぐり、問題が噴出することが考えられる、という。
進軍の時期は、3月半ば開始と予想されていたが、1日にトルコ国会が同提案を否決したことにより、米国にとって大きな打撃となった。
当局者や国防専門家らは、攻撃初期段階に米国が関与しなければ、イラク北部のクルド人自治区で油田の接収の動きが出たり、イラク政府が油田を破壊する可能性がある、と指摘している。
国防総省当局者は、ブッシュ大統領はまだ進軍を許可していないと強調するとともに、トルコ国会が米軍駐留を容認する新たな採決を早期に実施した場合、攻撃の遅れは1週間から10日程度になる、との見通しを示した。
ただ、アナリストらは、攻撃の遅れは2週間もしくはさらに長引き、新月を過ぎた4月にずれ込む可能性があるとみている。
また、ブルッキングス研究所のアナリスト、O'Hanlon氏は、「南側からの攻撃で、すぐに北部に進軍できない場合、イラクがキルクーク付近の油田に火を付けたり、クルド人が油田を接収したりという問題が浮上する。また、トルコ軍が南下し、クルド人と衝突する可能性も高い」と指摘している。