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　【ワシントン＝森安健】米国がイラクへの武力行使を正当化する国連安全保障理事会の新決議採択に向けて外交攻勢を一段と強め始めた。パウエル国務長官が攻撃支持派を中心とする5カ国の首相・外相に電話し、政府高官も採決への態度を決めかねている安保理の「中間派」各国を相次いで訪れた。

　米国は先週後半から週末にかけて、ロカ国務次官補（南アジア担当）をパキスタンに派遣。チリにはライク特使を送り込み、新決議に賛成票を投じるよう働きかけた。両国はギニア、メキシコ、アンゴラ、カメルーンとともに態度を鮮明にしていない安保理の中間派に数えられている。

　新決議の採択には安保理15カ国のうち9カ国の賛成が必要で、現在、明確に賛成を表明しているのは、米英とスペイン、ブルガリアの4カ国しかいない。 (13:01)

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