現在地 HOME > 掲示板 > 戦争25 > 1343.html ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン中島哲夫】18日付の米紙ワシントン・ポストは、米国、英国、スペインが国連安保理に共同提出していた対イラク武力行使容認決議案は結局、ブルガリアを加えた4カ国の賛成しか確保できず、米英はこれを確認して決議案を取り下げたと報じた。
ブッシュ大統領をはじめ米英政府首脳は、主にフランスが拒否権行使に固執したことで「安保理は責任を果たすことに失敗した」と非難しているが、実情は米英の多数派工作の失敗だったことになる。
米英が激しい説得工作をかけた中間派6カ国の大使の一人は「これは国連創設以来、最も徹底的、驚異的な敗北だ。米国がこれほど孤立した時はなかった」と述べたと同紙は伝えている。
ブッシュ大統領は16日の英国、スペインとの首脳会談の際、17日を外交努力の最終日とすると宣言したが、同紙によると、米英政府はその数時間後に、15理事国のうち11カ国の反対は崩れず説得工作の継続は無意味だと判断。ブッシュ大統領は17日朝の米国家安全保障会議(NSC)で決議案取り下げを決めた。
[毎日新聞3月18日] ( 2003-03-18-19:50 )