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【バグダッド18日共同】イラクのフセイン大統領らに48時間以内の国外退去を求めた17日のブッシュ米大統領の最後通告に対し、フセイン大統領が「全面敗北」を意味する事実上の亡命を受け入れる見込みはほとんどない。
イラクのサブリ外相は17日夜、フセイン大統領に対する亡命要求を一蹴(いっしゅう)、逆にブッシュ大統領こそ退陣すべきだと反発した。
サブリ外相はバグダッドで記者団に、イラクでは「どんな子供」でも、ブッシュ大統領が成功を見込めない指導者であることを知っていると強調。「(平和を確保する)唯一の選択肢は世界1の戦争屋(ブッシュ大統領)の旅立ち(退陣)だ」と訴えた。
フセイン大統領は16日、軍司令官らを前に、米軍が攻撃すれば「世界的な戦争に拡大する」と警告した。サブリ外相の発言は、大統領が亡命による戦争回避を考えていないことを再確認するものだ。
外相はまた、国連査察団などのイラク撤収の方針について「不幸な決定だ」とコメントした。