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(回答先: 03/17 01:01 トルコ部隊展開をけん制 米大統領、クルド自治区に 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 3 月 17 日 19:48:48)
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030318k0000m030084000c.html
イラク問題:
国会承認のめどたたず 焦燥のトルコ
【ディアルバクル山科武司】米英が対イラク戦に傾斜する中、米国から軍隊駐留を要請されているトルコでは依然、国会承認の目途がたっていない。このままでは承認が開戦に間に合いそうもなく、パウエル米国務長官が交渉打ちきりを示唆するなど揺さぶりをかけている。軍駐留の交換条件である経済支援が受けられなくなるうえに、北イラクのクルド人独立を促す恐れもあり、トルコは苦しい状況に追い詰められている。
トルコは先月6日、米軍受け入れを前提とした基地改修工事などを国会で承認。しかし米兵受け入れ自体は今月1日、国会が否決した。一方、国会否決後に誕生したエルドアン新内閣は組閣準備が遅れ、ようやく14日に閣僚名簿を大統領に提出。このためトルコ国会が新首相の所信表明演説などを経て、再び米軍駐留案を審議するのは、内閣の信任投票を終えた23日以降になる見通しだ。
対応の遅れにいらだった米国は14日、東地中海で待機中の艦艇10隻を紅海に移動させ、パウエル国務長官はトルコとの交渉の打ち切りを示唆した。米国は兵力のトルコ領通過をあきらめ、航空機の領クウェート通過だけを求めているとも言われる。
一方、北イラクの2大クルド人勢力であるクルド愛国同盟(PUK)とクルド民主党(KDP)は昨年から組織の統合を進め、兵員の統合で7万人の兵力が生まれた。彼らは米軍への協力を明らかにしており、戦争が始まれば米軍の代替要員になる可能性も出ている。しかし、クルド人独立の動きを抑えたいトルコ軍は開戦と同時に独自にイラク北部に侵攻する動きを見せており、米国はトルコ軍の単独行動は「ひどい状況を生む」を強くけん制している。
[毎日新聞3月17日] ( 2003-03-17-20:12 )