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今日午前NHK衛星1で放送された「ABCニュース」は、イラク攻撃の最前線になっているクウェートの米英基地の状況をレポートした。
クウェートに駐屯している米国海兵隊第一師団の下士官や兵士たちは、10年一日のごとくの説明を繰り返しているブッシュ政権にいらだっているという。
イラク攻撃が間近だという証左として、これまで真空パックされたままだった生物化学兵器向け防御服の封を開け着用をはじめたことをあげた。(パックを開けている映像が流れた)
防御服は空気に触れると機能が劣化するので、ぎりぎりまで真空パック状態にしておくことになっているという。
また、英国軍兵士は、攻撃開始後に銃弾をあまり消費しないよう指示されているととともに、銃弾に代わる攻撃方法として銃剣を使った攻撃訓練に励んでいるという。(その映像も流れた)
トルコからの侵攻ができなくなった米英軍は、クウェートから12万人ほどの陸上部隊を都市制圧及びバクダット制圧に向け侵攻させる。
日本の1.5倍ほどの面積があるイラクにわずか1方面から12万人しか侵攻させないのである。
これは、侵攻部隊がバクダッドに近づけば近づくほど後方=補給路の維持が手薄になるということである。
制空権は米英軍が掌握するはずだから、少量の物資は空から投下できるが、補給の確実性は陸上補給に較べぐんと低下する。
さらに、イラクが巧妙な作戦を実施すれば、侵攻部隊を奥深くまで誘い込み、南部から侵攻部隊の背後を襲って挟撃するという事態も起きる。
こうなると、陸上侵攻部隊が、空軍力だけの力に頼って壊滅を避ける最悪の突出部(ポケット)状態に陥る。
ブッシュ政権が願望している南部地域の“反乱”や“離反”が起きなければ、このような悪夢が現実になる可能性が高い。
そして、そのような悪夢の現実化は、ブッシュ政権にとんでも虐殺戦術を誘発する可能性もある。