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【パリ福島良典】米英スペイン3カ国首脳会談を受け、対イラク武力行使容認決議案への拒否権行使を明言しているフラ ンスは国連安保理の信頼性を維持するためにも、修正案を否決するよう安保理各国に働きかけるほか、米英に決議案提 出の撤回を求めるなどギリギリの外交努力を続けるしか残された道はない。また戦争突入も視野に入れ、今後の米仏関 係の修復やフセイン体制崩壊後、復興にどのように関与するかの検討も必要になりそうだ。
フランスのシラク大統領は16日、3カ国首脳会談に先立ち収録された米CNN、CBSテレビとのインタビューで、改めて 対イラク国連査察継続の必要性を指摘した上で、「我々(フランス)は今日、戦争の観点を拒否する。最後まで拒否を貫く」 と述べた。10日の仏テレビ・インタビューでシラク大統領は対イラク武力行使容認決議案に対する拒否権行使の方針を明 言したが、今回は「安保理で戦争賛成は多数を占めておらず、拒否権(行使)の問題はない」と述べた。
その一方で、シラク大統領は米テレビに「(イラクに対する)勝利が迅速なほど、人的、物的な損害が少なくなる。迅速な 勝利を望む」と述べ、イラク攻撃の短期終了への期待も合わせて表明し、開戦後を視野に入れた発言を行った。
また、イラク危機をめぐり確執が表面化した仏米関係について、シラク大統領は「フランスはいつも米国の友人だ。尊敬、 友愛の対象である友人が危険な道に迷いそうな時に、注意を促すのは当然だ」と述べ、イラク危機の平和解決を主張する フランスの立場を強調した。(毎日新聞)
[3月17日17時31分更新]