現在地 HOME > 掲示板 > 戦争25 > 1192.html ★阿修羅♪ |
|
【ロンドン17日共同】英国のブレア首相は16日の米、スペインとの緊急首脳会談で、国連安全保障理事会の対イラク新 決議への拒否権行使を言明するフランスのシラク大統領に対し、譲歩して拒否権行使を取り下げるか、譲歩を拒み米英両 国から見て「理不尽な拒否権を振りかざした」と集中砲火を浴びる悪役になるかの2者択1を突き付けた。
ブレア首相は首脳会談から英国に戻る専用機内で、フランスに迫ったのは「単純な選択だ」と強調。どちらも大きく国益を損なう選択しかない袋小路にフランスを追い込んだ気分のようだ。
両国は欧州や旧植民地で複雑な利害対立の歴史をもつ隣国同士。ブレア首相は先週まで、国連承認なしの攻撃に反対するデモや与党内の造反に揺さぶられ苦悩し続けた。
この流れを変えたのはシラク大統領が今月10日、新決議には「どんな状況でも」拒否権を行使すると言い切った発言だ。英国民の伝統的な反仏感情が目を覚まし、世論や与党内の反戦機運に突然陰りが見え始めた。(共同通信)
[3月17日15時51分更新]