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米覇権政策に共同で立ち上がろう
駐日イラク共和国代理大使 ムフシン M.アリ
新春をお祝いいたします。
新世紀のスタートに当たり、イラク国民の名において、日本労働党の皆さんに世界平和と繁栄のための友好と協力を一層強化するメッセージを送ります。
イラク国民は、正義とイラク国民の非人道的な経済制裁の解除を求めるわが国の立場へ、貴党が絶えず支持していることを決して忘れないでしょう。
米国が無慈悲な空爆と経済制裁によって、罪のないイラクの国民を百五十万人も殺したという事実は、国際法や国連憲章のとてつもない侵害であり、全世界の諸国民から糾弾されてしかるべき野蛮極まる行為ではないでしょうか。
日本とイラクは過去において長い間友好的関係にあり、湾岸戦争以前の両国の経済関係は極めて緊密でした。
米国は、沖縄や湾岸地域に軍事基地を押しつけ、劣化ウラン弾など恐るべき武器を使う戦争を世界中で展開する強国です。私たちは、この冷厳な事実を凝視し、米国の覇権政策に一致して立ち上がりましょう。
私たちが皆さんにお願いしたいのは、今年こそ制裁解除を実現するために力を貸していただきたいということです。これは、野蛮主義と人道主義との闘いです。私たちの最大の力は、真実と正義と人道主義です。
どうぞイラクを訪れ、私たちの現実の苦しみを皆さんの目で見てください。私たちは、相互の利益のための多くの共通の問題を見つけることでしょう。ともに手を取り合って、明るい未来のため、これからの世代のために力を合わせましょう。
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