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【アンマン春日孝之】イラクの大量破壊兵器開発疑惑を調査している国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)の査察団の一部がイラクから退避し始めたことが16日、明らかになった。査察団の移動用ヘリコプター8機のうち、5機もバグダッドを引き揚げた。また、イラクに残って取材を続けていた数百人の米メディアの大半がすでに出国した。
国連筋によると、総勢約150人の査察団のうち、米国人・英国人スタッフの一部が休暇名目などで出国し、キプロスに滞在しているという。正確な数は不明だ。
ブリクス委員長は16日、イラクでの査察活動について記者団に対し、「査察官は、我々が呼び戻さなければ明日(17日)も活動を続けるだろう」と述べ、情勢の推移を注意深く見守っていることを明らかにした。開戦が不可避になった場合、全員が退避することになる。
UNMOVICは16日、イラクからヘリコプター5機が引き揚げた理由について、保険会社からイラクでの運航は保障しないと通告してきたことをあげた。
一方、米国務省は16日、イスラエル、シリア、クウェートの3カ国に勤務している重要業務についていない外交官やその家族に退避勧告を出した。
[毎日新聞3月17日] ( 2003-03-17-11:44 )