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米、英、スペインの3カ国首脳は16日午後(日本時間17日未明)、大西洋のポルトガル領アゾレス諸島にあるラジェス米空軍基地でイラク情勢について会談した。3首脳は会談後に記者会見し、ブッシュ米大統領は「17日が外交的解決が可能かどうかを決める日だ」と語り、国連安全保障理事会が17日に3カ国提案の対イラク武力行使容認決議案(修正案)を採択しなければ、決議なしに武力行使に踏み切るとの意向を示した。
大統領は「明日(17日)が世界にとって真実の時になる」と述べ、フセイン政権自らが武装解除をしなければ、武力で武装解除すると強調した。
今回の会談では、当初、新決議なしの武力行使に反対する国内世論に直面して厳しい立場に立たされているブレア英首相に配慮し、決議案に示されたイラク側の武装解除の期限を17日から数日間程度延長するかどうかが焦点のひとつになっていた。しかし、大統領は決議案の即時取り下げには言及しなかった。
決議案については、常任理事国のフランスが拒否権行使の意向を示し、米、英、スペインは安保理採択に必要な9カ国の支持獲得のめどがついていない。シラク仏大統領は16日、査察延長期間を30日に短縮する用意があると表明したが、パウエル国務長官らは「根本的解決にはならない」と拒否の構えを示している。 (03/17 05:27)