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(回答先: 米、トルコへの説得断念=地中海待機部隊は南下開始−Wポスト紙 投稿者 裏事情通 日時 2003 年 3 月 15 日 18:13:18)
【ディアルバクル(トルコ南東部)=佐々木良寿】セゼル・トルコ大統領は14日、公正発展党のエルドアン党首から提出された組閣名簿を承認、エルドアン政権が正式発足した。
新政権は、開会中の国会での施政方針表明、信任投票と手順を踏んだ上で、対イラク武力行使を巡る国連安保理の動きをにらみながら、対イラク開戦の際に北部戦線を形成することになる米軍6万2000人のトルコ展開問題を再度、国会に諮るものと見られる。
新政権の閣僚は、無任所の国務大臣3人を含む全24人。エルドアン新首相は組閣に当たって、米軍展開に強く反対してきたヤルチンバイル副首相とヤクス外相を外した。ギュル前首相は、外相兼務の副首相となった。
エルドアン政権の発足は、今月はじめの国会否決で宙に浮いたままの米軍展開問題の国会再審議に道を開くものと見られている。同問題を巡っては、ブッシュ米大統領が14日、エルドアン氏に書簡を送り、米軍による領空使用と米軍の国内展開承認を強く要請。チェイニー副大統領もエルドアン氏に電話で重ねて要請した。
エルドアン新首相は米軍への協力に前向きな立場を示しているが、与党・公正発展党内には依然反対論が強く、新首相にとっては微妙な問題だ。地元テレビなどの報道では、新首相は、米政権からの要請に対して、米国の時間設定に従うことには難色を示した模様で、国連安保理の動きを見ながら、国会に再度、承認を求める時期を見定めると見られる。
(2003/3/15/10:28 読売新聞 無断転載禁止)